Men's Fashion

男の肌の曲がり角は40歳 1分間の保湿ケアで潤い回復

How to

2020.1.24

40代ミドル男性の美容の悩みといえばこれまで髪に関するものが圧倒的だった。そこに加えてこの5年、関心がぐんと高まっているのが肌を保湿するスキンケアだという。育児参加をはじめ男性の生活が多様化して、女性の目や同世代の男性との見た目の差を意識するシーンが広がったことが背景にあるようだ。乾燥が気になるこの時期はスキンケアを始める好機。男性化粧品「ルシード」を展開するマンダムで、たった1分で差がつくお手軽スキンケアを学ぶ。




40歳は自分でも体の変化に気付く節目

2019年に30周年を迎えたルシードは整髪剤やシャンプーなどヘアケアからスタートし、15年ほど前からスキンケアに力を入れている。5年前からは「40歳からの化粧品」をうたい、ミドル対象商品であることを強くアピールするようになった。「男性の40歳は肌、髪質、においが変わり、自分でも体や心の変化に気付く節目。40歳向けだと提案すると自身の変化の気づきと重ね合わせて、納得して使いたくなるようです」と男性肌に詳しい同社基盤研究所生理解析研究室グループリーダーの山口あゆみさんは話す。

人生100年時代といわれ、仕事での現役生活が長くなることが予想されるなかで、加齢に対する意識も高まってきた。かさついた肌はしわの要因にもなり、老けた印象になりやすい。ルシードの開発にも携わる、第一マーケティング部主事の田渕智也さんが以前実施した調査によると「スキンケアをしている男性の比率は5年前は2割に届きませんでしたが、現在では46%まで上がってきました」という。

手全体に広げた化粧水を肌に浸透するようしっかりプッシュ

とはいえ、依然として顔は洗いっぱなし、つけるものはひげそり後のローションだけという男性が多数派。お手入れは面倒と感じる人が圧倒的で「少しでも手軽にできることが大切」(田渕さん)だ。そこで田渕さんと山口さんに1分でできる簡単なケアを教えてもらう。