自分だけの手帳をつくる 付せん・テープでアクセント
今旬ときめきステーショナリー
新年を迎えると、何か新しいことを始めてみたり、チャレンジしてみたりというポジティブな気持ちになりませんか? 1年の年間目標を決めて月ごとの予定を書いたりと、年の初めから使える1月始まりの手帳を使っている方も多いのではないでしょうか。新しい手帳に買い替えると気分も楽しくなり、手帳をもっと使いこなそうという気持ちになりますよね。そこで、もっと自分らしい手帳に楽しく便利にアレンジできる新作文具(キット)を紹介します。
カレンダーやノートページを華やかにするマスキングテープ
手帳を使っていると、予定をペンで書いていくだけでなんだか地味だなと感じて、もう少し楽しんで手帳を使いたいなと感じることはありませんか? 手帳のマンスリーやノートページを手軽に華やかにしてくれる文具が、マークスの「水性ペンで書けるマスキングテープ・ミシン目入り・スリム・手帳デコ」シリーズです。
マンスリーページやノートページに使えるマスキングテープで、1巻きで3つの絵柄がセットになっています。柄は1~31までの日付の数字がプリントされた「日付・タイトル用」と、無地で自由に記入ができる「マンスリー・タイトル用」の2つに分かれています。デザインはそれぞれ6種類ずつ計12種類とバリエーションがとても豊富です。ポップ・水彩・ガーリー・クラフト柄など、それぞれテイストが違うので自分好みのものを選んで使えます。値段は各540円(税抜き)です。
使い方はとても簡単。使いたい柄を切り離して貼るだけです。一般的なマスキングテープは手でちぎるか、ハサミを使い切ってから貼る必要がありますが、こちらのシリーズはマイクロミシン目が等間隔に入っているので、手できれいに切り離すことができます。
「マンスリー」はマンスリーページの1日のマス目にぴったりフィット。柄の色や種類に合わせて予定を書き分けることもできます。マンスリーの幅が2マス分の「タイトル」や、柄のみがプリントされたものもあるので2日間にまたがる予定を書き込むこともできます。従来のマスキングテープは、水性ペンのインクをはじいてしまいましたが「水性ペンで書けるマスキングテープ」は、その名の通り水性ペンや蛍光ペン、消せるボールペンなどを使って文字を書くことができます。自分の好きなペンを使い、マンスリーやノートページに彩りをそえてみてはいかがでしょうか?
書いていくだけで目標がまとまる付せん
毎日生活していく中で、ふと「新しく語学を勉強したい」「筋トレをスタートしたい」「仕事を効率化したい」というような目標が生まれるタイミングはありませんか? 思わずひらめいた目標を付せんに書き進めるだけで体系的にまとめてくれるのが、マークスの「目的別付せんセット」です。
「目標管理用」と「ライフログ用」の2種類あります。「目標管理用」は、目標管理に特化した付せんセット。「ライフログ用」は、自分好みに合わせて貼って使えるライフログを楽しむための付せんセットです。フォーマットは「ステータス」「持ち物」「マネー」「ログ」「セクションメモ」の5種類が1つになっています。楽しみにしているイベントやコンサートの前後の、関連情報をまとめておくのに最適です。値段は各1000円(税抜き)。
「目標管理用」を実際に使ってみました。「目標管理用」は「ゴール(目標)」「マイルール」「TO DO リスト」「タイムライン」「グラフ」の5種類を書き分けることができます。「ゴール(目標)」は、目標を書いた日といつまでに達成したいかという日などをまとめて書くことができます。今回は1月1日から6月30日の上半期まで「読書する習慣をつける(週2冊以上読む)」という目標にしました。それを達成するための「マイルール」、何をやるかという「TO DO リスト」、スケジューリングやマイルストーンの設定ができる「タイムライン」、記録や進捗をまとめるグラフが簡単に作れる「グラフ」があります。目標を決めたら他の4つの付せんを使い、目標を達成するための予定や記録をつけていきます。
書いた付せんを手帳のノートページなどの好きな位置にレイアウトするだけで、自分仕様のフォーマットが作れます。目標達成に向けてTODOを追加したり、ルールを見直したりする場合は、さらに付せんを追加して使います。書いていくことで自分の目標達成に向けたスタンスや、スキマ時間をどう活用するかなど新たな発見もありました。手帳と一緒に使いたくなる付せんです。
インデックスを付けて目的のページにアクセスしやすくする
未来の予定や過去の予定などページを見比べる際は、インデックスを付けると開きたいページが一瞬で開けるので検索性がUPします。様々なメーカーからインデックスが発売されていますが、一般的なインデックスラベルは手帳のサイズよりインデックスの方が大きくはみでてしまうため、移動の際バッグの中で折れたり傷ついたりしてしまうこともあります。そんな悩みを解決してくれるのがミドリの「チラットINDEX(インデックス)<S> 」です。
「チラットINDEX」の幅が狭いタイプが登場しました。それがこちらの「数字 カラー」と「24色 ビビット」です。従来のものより横幅が狭く約19ミリとさらにコンパクトになっているのが特徴です。マンスリーの月ごとだけでなく、プロジェクトごとやノートページの項目別にインデックスを付けるなど、付せん感覚で使えます。値段は各280円(税抜き)です。今回は「数字 カラー」を使ってインデックスを作っていきます。
「チラットINDEX<S> 」は再はく離シールになっているのも特徴の一つ。貼り直しやページの移動も簡単です。例えば1月と2月など同じページで月替わりになる場合など、インデックスを貼りたいときに若干位置が被ってしまったりしても、簡単に貼り直すことができます。粘着面は下の文字が透けて見える半透明シールになっているので、手帳に文字が書いてある場合、隠すことなく貼れるのもポイント。インデックスを付けたいページに、インデックスの色がプリントされている部分をギリギリに貼ります。
ページから飛び出している幅はなんと2.5ミリ。この2.5ミリは、ページの端に貼ったときの飛び出しをカバー付き手帳の内側に収まるサイズに設計されています。開きやすく、インデックスを傷めることもないので、手帳をきれいにスマートに持ち歩きたい方にもおすすめです。
テンプレートとしても使えるブックマーカー
テンプレートとは製図用具のひとつで、プラスチックの板に図形や文字などの形がくりぬかれた定規のようなものです。設計、製図などの用途で使用されていますが、最近では手帳に使えるテンプレートも人気が高くなっています。そんなテンプレートの機能と、しおりとして使えるブックマーカーの2つの機能がついた新しい文具がミドリの「クリップブックマーカー」です。
柄は、ネコと月柄・天気柄・くらし柄・花柄の全4種類で、それぞれ4つの異なる柄がセットになっています。値段は各460円(税抜き)。繊細なデザインはとても美しく見ているだけでうっとりしてしまいます。テンプレート機能も搭載されています。
ブックマーカーは限界まで薄くし、厚さはわずか0.1ミリ。この極薄ボディーのおかげで、ページを挟んでも厚みが気になりません。とても薄いのでページをめくっても紙に傷がつかず、クリップ部分は上からスッと軽い力で差せるので移動も簡単です。ページをパラパラとめくっても、しっかりとしたホールド力があります。
柄はステンドグラスのような繊細なデザインになっています。エッチングによる微細な抜きと掘り線が施されているため、かわいらしさの中に上品さがあります。見るだけでなく、柄の一部をテンプレートとして使うことができます。
今回はヨーロッパ風のお店の看板をモチーフにした「くらし柄」。「カップ、本、フォークとスプーン、カバン」の中から本を選んでアイコンを書いてみました。ボール径が0.5ミリ以下の細いペンだと気持ちよく書けます。マンスリーやウィークリーページにササっとアイコンが書けるので、機能性とデザイン性が両立したブックマーカーです。
手帳に自分らしいアクセントをプラス
新しい年から手帳をスタート。気持ちも新たに手帳を使って滑り出しは好調な半面、仕事やプライベートが忙しくなると手帳に書く時間がなかなかとれず、手帳を使うモチベーションが下がってしまうことはありませんか? そんな時は思わず手帳を使いたく、書きたくなる仕掛けを加えてみるのがおすすめです。インデックスを付けて検索性をあげたり、マスキングテープでマンスリーで見た目を華やかにしたり、思わずテンションが上がるお気に入りのアイテムを加えたりすると、手帳を長く使い続けることができます。1年使うものだからこそ、自分が使って楽しくなるアイテムをプラスしてみませんか?
(文/写真 やまぐちまきこ)
年間300万PVを超える人気ブログ「フムフムハック」の編集長。文房具を中心に「読んでフムフム・ワクワクする」コンテンツを発信。雑誌やWEBで文具ライターとしても活躍中。フムフムハック:https://www.fumufumu89.com/
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