台所番長が推す 今後も使える2020年のトレンド鍋8選合羽橋の台所番長が料理道具を徹底比較

話題沸騰のおひとり様用の火鍋

もうひとつ、火鍋ブームとおひとり様食事ブームの両方をけん引しつつあるのが、おひとり様用の小さな2層鍋です。直径14.8センチと鍋としては小さめで一人分にぴったり。2層に分かれているので、2種類のスープで楽しめます。これは、業務用としての需要がほとんどでしたが、最近は家庭用として購入する人も多くなっています。

その理由は、食品メーカーが発売している鍋用のキューブのヒットのおかげ。キューブ1つで1人前用の鍋が手軽に楽しめることから、1人暮らしの人や、帰りの遅いお父さん用としてちょうどいいと購入していく人が増えたようです。本来は、チーズやチョコレートフォンデュ用の鍋ですが、使い方はこれからも広がっていきそうです。

三宝産業 YUKIWA「UKアルミフォンジュパン 2仕切」(5100円)。直径14.8×深さ6.1センチ、アルミ合金、三宝産業 YUKIWA「UKアルミスタッキングコンロ(丸型)」(2400円、ティーライトティンローソク専用)

鍋もハイブリッド、利用法がひとつでは物足りない

10年以上前になりますが、モロッコの蒸し料理に使われるタジン鍋が日本で空前のブームになりました。それからタジン鍋は日本の鍋料理の一つとしてなじんでいますが、今またタジン鍋人気が上昇しています。その理由は、ヘルシー志向の人が増えたこと。

ダイエットや健康を考えて、食事は野菜から食べる「ベジファースト」という言葉がありますが、野菜や肉、魚の栄養をあまり逃さずヘルシーに食べる調理法が「蒸し料理」です。タジン鍋は、独特のとんがり帽子のようなふたのおかげで、栄養分を逃さず簡単においしい蒸し料理ができる鍋。手軽にできることから改めて見直されているのです。

しかし、ブーム当時のままのタジン鍋ではないのが日本らしいところ。頻繁に蒸し料理を作る人は少ないだろうと、ならば、ふたをもう一つ付けて、すき焼きもできるようにしようと開発されたのが、イシガキ産業「ブローディア IHタジン鍋」です。タジン鍋は収納しにくい部分が弱点だったのですが、すき焼きなどほかにも利用できるなら、収納のしにくさはさほど重要ではなくなるかもしれません。

イシガキ産業「ブローディア IHタジン鍋」(6100円)、直径26センチ、ガラスふた付き、IH対応
MONO TRENDY連載記事一覧
次のページ
しゃぶしゃぶ進化系鍋
MONO TRENDY連載記事一覧