津田大介、革の薄型リュック試す 誘うミニマルな生活

津田大介氏が大阪生まれの薄型リュックを試用した
津田大介氏が大阪生まれの薄型リュックを試用した

ジャーナリストの津田大介氏が、興味のあるモノやサービスを取り上げている本連載。今回は、大阪市のメーカー「TRION(トライオン)」の革製薄型リュックを取り上げる。「ビジネスに合うデザインに関心を持った」と話す津田氏の評価は?

野球グラブから進化したリュック

僕がTRIONのSA229に興味を持ったのは、知人が使っている製品を見て、そのデザインに引かれたからだ。牛革製で高級感があり、ビジネスシーンで持ち歩いても違和感がないように見えた。

革製のシンプルなデザインなのでビジネスシーンでも違和感がない

最近はビジネスマンでもリュックを背負っている人を当たり前のように見かける。ただカジュアルなデザインのリュックは、スーツ姿に合わせるのは難しい。その点、革製で薄型のSA229ならビジネスの現場でも浮いてしまうことはないだろう。

とはいえバッグとしての使い勝手は使用してみないとわからない。そこで実物を入手してみたというわけだ。

ちなみにTRIONはもともと野球グラブなどを扱うODM(相手先ブランドでの設計・製造)企業。このSA229に使われているのも、野球グラブの革をバッグ仕様に改良したオリジナルレザーだという。長年野球グラブを作り続けてきただけに、革の取り扱いには慣れているのだろう。実物を使ってみると、その品質の高さを実感できた。

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都内での仕事なら収納も問題なし