デイトレで年5000万円稼ぐ、注目は「AI」「5G」

「日経ヴェリタス」創刊以来の名物コラム。毎回1人の個人投資家を取り上げ、その人の投資歴の泣き笑いを赤裸々に紹介しています。
今回はSGひーこさん(30代)。専業投資家。趣味はプロ野球観戦。福岡ソフトバンクホークスの大ファン。最近は育児にも熱心。

2007年~

SGヒーコさん 勝てなくなるまで続けたい

大学在学中に株式投資を開始。中長期保有を目的に、野村ホールディングス(8604)や三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)など大型株に約150万円を投資した。しかし08年のリーマン・ショック後の下落相場で全く勝てず、中長期保有が嫌になり10年からデイトレーダーに転換。三井物産(8031)や三菱商事(8058)などを手掛けたものの、毎月数万~数十万円勝ったり負けたりの状況が続いた。

11年~

従来の大型株に加えてグリー(3632)やディー・エヌ・エー(2432)といった新興株や、株価が乱高下することの多い新日本理化(4406)やピーエス三菱(1871)といった銘柄を手掛ける。企業業績は一応確認するものの、売買注文の状況を示す板情報などで需給を予測して稼ぐ手法を確立し、毎月100万~200万円ほど勝てるようになる。13年ごろからは値動きや出来高の大きいバイオ株やゲーム株に注力。特にアベノミクスの恩恵を受けて売買代金が激増したマザーズやジャスダックなど新興市場を中心に毎年1億円以上の利益を稼ぎ出し、「億り人」の仲間入りを果たす。

16年~

時価総額が2000億円以下で1日の売買代金は20億円以上と、流動性が比較的高い銘柄を中心に取引する。デイトレードだけで毎年5000万円前後の利益を安定的に得られるようになり、総資産額は3億円を超えた。ただ、運用額が大きすぎると「身動きが取りにくくなる」ため、日本株への投資額はそのうち1.5億円にとどめ、残りは米国債や不動産、ソーシャルレンディングに振り向けている。

近年は機械取引の存在感が増しているため、短期取引の難易度が上がっていると感じる。今注目しているのは人工知能(AI)や次世代通信規格5Gといった個人の注目度が高い材料株。自分が勝てなくなったと思うまで続けていきたい。

[日経ヴェリタス2020年1月19日付]

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