スマホ融資の注意点 審査はAI、中国では詐欺被害も

信用スコアを使った融資はAIなどを使い、瞬時に利用者のスコアや融資上限額が提示される
信用スコアを使った融資はAIなどを使い、瞬時に利用者のスコアや融資上限額が提示される

人工知能(AI)で個人の信用力を数値化する「信用スコア」を使った個人向け融資が広がりつつある。手続きはスマートフォンで完結する。みずほ銀行とソフトバンク、LINEや新生銀行がサービスを始めた。先行する中国では信用スコアの点数を上げたい消費者や信用スコアの高い人を狙った詐欺事件が起きている。緊急時に簡単に借りることができる半面、借りすぎにも注意したい。

個人向けローンのなかでも消費者ローンは、自動車ローンや住宅ローンと違って使用使途の制限が原則ない。消費者金融やカード会社から借りるのが一般的だ。個人が消費者金融からお金を借りると、収入や勤務先、家族構成など属性情報の提供が必要になる。そのうえで、消費者金融は信用情報機関が管理する情報を使って審査し、利用限度額や貸出金利を決める。

審査は属性に左右されがちで、若年層は信用力が低くなる傾向がある。十分な返済能力がある若い人でも高い金利が求められたり、利用上限が低い額にとどまったりすることがあった。

将来性なども加味

一方、信用スコアを使う融資は性格や好み、思考なども分析して審査する。若い年齢であっても返済能力があると判断されれば、消費者金融よりも良い条件で借りることができる。

みずほとソフトバンクが共同運営するJスコアは利率が0.8~12%で、限度額は1000万円だ。18の質問と性格や価値観に関する150項目にアプリ上で答える。スコアによって金利や限度額が異なる。

これまで100万人が利用し、6割が20、30代の若年層だった。Jスコアでは若い人は将来性があると見なし、金利は低くなりやすいという。

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