子供がバイトで稼ぎ過ぎ? 130万円以上で家計負担増FPがお悩み解決

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アルバイト収入次第では税金や社会保険も変わってくる
アルバイト収入次第では税金や社会保険も変わってくる

長女がアルバイトを始め、お小遣いをせびらなくなったと思ったら、稼ぎ過ぎて扶養控除から外れました。家計にとってどちらが得なのでしょう。(40代男性)

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回答者:ファイナンシャルプランナー 森文子さん

扶養には「税金の扶養」と「社会保険の扶養」があります。それぞれ別の法律で定め、要件も異なります。

税金の扶養は12月31日時点で16歳以上の親族を扶養している者が38万円の所得控除を受けられる制度。特に教育費のかさむ19歳以上23歳未満の親族を扶養していれば所得控除が63万円になる特典付きで、学生を扶養する親は特に税負担が軽減されます。

20歳の大学生の子を扶養している親は、所得税率5%なら住民税と合わせて7万円以上、所得税率が10%なら10万円以上、20%なら17万円以上も税負担が減る計算です。

子供が扶養控除から外れる場合も

子を持つ親のすべてが扶養控除を受けられるわけではありません。要件のひとつに、扶養する親族の所得が48万円以下であることがあげられます。給与収入「103万円の壁」です。これを超えると子は税金の扶養から外れます。

所得金額は1月1日から12月31日の間で判定します。アルバイト収入のほかに、株の売買益や配当収入、アフィリエイト収入なども所得に含みます。奨学金は含みません。

子が税金の扶養から外れると、親の勤務する会社によっては、家族手当などが支給されなくなる可能性もあります。仮に、子1人につき毎月5千円支給されていたら年間で6万円。税負担と合わせると、最低でも年間10万円以上の手取り収入が減る計算です。

一方、学生である子は勤労学生控除があるため、103万円は壁となりません。住民税は所得71万円(給与収入なら126万円)、所得税は所得75万円(給与収入なら130万円)までは無税です。

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