月経・血液を上手に管理 健康に働くためのTODOリスト

日経ウーマン

2020/1/23
長く元気に働くには押さえておきたいポイントがある(写真はイメージ=PIXTA)
長く元気に働くには押さえておきたいポイントがある(写真はイメージ=PIXTA)
日経ウーマン

日経BP総研メディカル・ヘルスラボと一般社団法人ラブデリが実施した働く女性1000人の健康アンケートで、働く女性の心と体の実態が浮き彫りに。人生100年時代に、どうすれば長く元気に働き続けることができるのかを専門家に聞きました。

栄養不足や生理痛で「働き続ける自信」が低下

調査では、働き続ける自信のある人ほど健康に自信があった。調査を監修したラブテリ代表の細川モモさんは「国内外の調査でも、ヘルスリテラシーが高い人・職場ほど生産性や業績、エンゲージメントが高い」と語る。健康を守るスキルがある人が、長く働ける自信が持てる、ということだ。

一方、自信がない人たちの記述で頻出したのが「疲れが取れない」「気力がない」というワード。「この背景にあるのは栄養失調。ダイエットや忙しさから必要な食事量が取れていない」と細川さん。栄養不足でエネルギーを作れないから疲れが取れず、脳もエネルギー不足になって、メンタルもダウン。「特に深刻なのが鉄不足」と細川さん。貧血のない鉄欠乏の「隠れ貧血」は国の調査では約4割もいる。鉄はエネルギー産生に必須。不足すれば疲れに拍車がかかる。

8割の人が月経に問題を抱えていることも際立った。「生理痛の原因が子宮内膜症であることも多く、それが不妊やがんにつながることもあるが、放置している人が多いのは問題」と産婦人科医の佐藤雄一さん。離職理由に「不妊」が多いことからも、予防は重要だ。

栄養を血液に十分量含ませてエネルギーを体中に満たすこと。月経トラブルを解消すること。産みたいと思ったときに産める体に整えておくこと。長く元気に働くためのポイントが見えてきた。

調査主体:日経BP総研メディカル・ヘルスラボ、一般社団法人ラブデリ
調査期間:2019年4月~5月
調査対象:日経WOMAN/日経ヘルス読者クラブの登録者、日経doors、日経DUAL、日経ARIAの読者
有効回答人数:1027人
調査方法:ウェブアンケート

「働き続ける自信あり!」は全体の7割

働き続ける自信が「ある」「まあある」と答えた人は合わせると約7割。「私たちがこれまで行ってきた全国平均のスコアと比べると、正社員率が高いためか、WOMAN読者の調査結果は極めて優秀」と細川さん。

「自信なし」はこんな人(読者の声)
○今でも年々気力が落ちている。子供ができたときに、同じように働ける自信がない
○出産後、生理痛やPMSがひどくなって、体力が持たない
○これから迎える更年期、どんな症状でどれぐらい仕事に影響するのか不安

8割強が月経に問題あり!

半数以上の人が生理痛や「月経前症候群(PMS)」に悩むなど、約8割の人になんらかの月経トラブルがあった。しかし、そのうちの約4割(38.3%)は「治療を受けていない」と答え、症状を放置している人は少なくなかった。

「月経に問題あり」はこんな人(読者の声)
○生理痛で毎月2日は休んでいるし、出社できたとしても遅刻している
○仕事の日と生理が重なるとパフォーマンスが落ちる…

3割が貧血あり

健康診断を受けている社員のうち6割が貧血の検査を受けており、貧血と診断されたことがある人は約3割いた。一方、貯蔵鉄(フェリチン)検査の受診経験者は18%だった。「フェリチン不足の「隠れ貧血」の人も多いと予想できる」と細川さん。

「貧血あり」はこんな人(読者の声)
○隠れ貧血の指標のフェリチン値も、会社の健康診断の検査項目に入れてほしい