橋本環奈 女優業は「全力で攻略するから楽しい」

日経エンタテインメント!

テレビ界でも“橋本無双”は留まるところを知らない。数多くのバラエティ&トーク番組や、11月には『ZIP』(日本テレビ系)の金曜パーソナリティーとして登場し話題に。NTTドコモや日本コカ・コーラ「スプライト」、洋服の青山などCMの新規起用も相次ぎ、花王「ビオレu ザ ボディ」のCMでは男性の「2019年の主役」といえる田中圭と共演。CM総合研究所が発表している9月度銘柄別CM好感度ランキングでは5位に入るヒットとなった。

求められるものに応えるスキル

(写真:アライテツヤ)

橋本の活動を見ていて感じるのは、その場その場で求められるものを的確に把握して打ち返していくスキルの高さだ。例えば『ウチのガヤがすみません!』(日本テレビ系)でお笑い芸人のきったん(根菜キャバレー)に「怒ったかんな! 許さないかんな! 橋本かーんな」というギャグをプレゼントされた際、その場で完璧にマスター。その映像が「かわいい」と拡散され、ネットには「マネしてみた動画」もあふれた。映画やドラマの現場でも、求められる以上のものを打ち返しているからこそ、作り手に愛され、起用が相次いでいるのだろう。

「あまりそこを赤裸々に語られると恥ずかしい部分ではあるんですけど(笑)、一応、それは意識してますね。基本的にどの現場でも、求められるものを出したいとは思っています。でも、求められるものをすべて出すのがいいかというと、違ったりするじゃないですか。求められるものを理解したうえで、でもこう出したほうがいいだろうな、とか、自分はこうしたい、とか。いろいろ考えて返すようにしています」

そんな橋本の19年を締めくくった映画が『午前0時、キスしに来てよ』(以下、『0キス』)だ。原作は、『近キョリ恋愛』で知られるみきもと凜の少女マンガ。スター・綾瀬楓との初恋を経験する真面目な高校生・花澤日奈々を演じ、片寄涼太とW主演する。

「私はもともとこの原作を読んでいたので、話を聞いた時は『え、私、日奈々っぽくないけどいいのかな?』と思いました。日奈々はおっちょこちょいで天然な部分があるけど、私にはそういうチャーミングさはない(笑)。だからこそ、自分の新しい一面を見られるんじゃないかと楽しみでした。

演じるうえで大事にしたのは『反応』です。この作品では片寄さん演じる綾瀬楓に日奈々が振り回されて、あたふたする場面が多いんですよ。その時に、ウブでコミカルな反応をする日奈々がかわいらしいので、シーンごとに原作に立ち返って、表情や動きを自分なりに落とし込んで演じていきました」

『午前0時、キスしに来てよ』
真面目でピュアな高校生の日奈々が、国民的スターの綾瀬楓と出会いヒミツの恋をする…。みきもと凜の少女マンガを、片寄涼太とのW主演で実写化。共演は眞栄田郷敦、八木アリサ、遠藤憲一ら(上映中/松竹配給) (C)2019映画『午前0時、キスしに来てよ』製作委員会
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