充電ノート・空中マウス…1万円以下の技ありデジモノ
予算別「極上デジモノ」2(1万円以下)
AIアシスタント搭載サングラス、簡単に飛ばせるカメラ付きドローン……。先端技術を使ったデジモノが相次いで登場。日経トレンディでは1万円未満、3万円未満、3万円以上の予算別に、ありそうで無かった驚きの製品を集めた。昨日の「1万~3万円台の商品」に続いて「1万円以下の商品」を紹介する。
スマートディスプレーやワイヤレス充電に注目
1万円の予算があれば、自宅やスマホ環境を劇的に快適化できるガジェットを狙える。まず、家庭向けで注目したいのが、「スマートディスプレー」だ。人工知能(AI)に対応し、音声操作が可能なスマートスピーカーにディスプレーを付けた進化版。2019年に各社が投入しており、中でもアマゾンの「Echo Show 5」は税込みでも1万円を切る低価格が魅力だ。ニュース映像を見たり、動画配信サービスで映画を見たり、ビデオ通話ができたりと、利便性は高い。
スマホを強化するガジェットにも注目株がある。モバイルバッテリーが一般化し、最近ではワイヤレス充電に対応したものも目立つ。例えば「SY-106 充電ノート」(ソウイジャパン)は、バインダーにワイヤレス対応のモバイルバッテリーを組み込んだ新機軸のアイテムで、表紙にスマホを載せるだけで充電ができる。ケーブルを差す手間が不要なのは便利だ。
配信サービスの普及により、テレビではなくパソコンなどで動画を視聴する人も増えつつある。そんな用途に適するのが、平らな場所が無くても使えるマウス「M-RT1DRBK」(エレコム)。トラックボールによるカーソル操作だけでなく、再生や早送りといったコンテンツを操作するボタンも用意され、テレビやレコーダー感覚でパソコンを操れる。
●動画や音楽再生にも最適な「スマートディスプレー」
アマゾンのAI音声サービス「Alexa(アレクサ)」に対応したスマートスピーカー。タッチ操作に対応した5.5型のディスプレーを搭載し、音楽や動画などのコンテンツを画面上で選んだり、連係家電の設定や操作などもスムーズにできるのがポイント。「Amazon Music」の再生時には、歌詞の表示に対応し、「Amazonプライム・ビデオ」や「YouTube」の再生もできる。目覚まし時計として使用する際に、ディスプレーを徐々に明るくするといった細かな工夫がある点も魅力だ。
●載せるだけでスマホを充電、進化系バインダーノート
一見ただのA5サイズの6穴バインダーだが、内部に8000mAhのバッテリーを搭載。本体に装備されたLightning、USB Type-C、Micro-USBの各種ケーブルを使った充電の他、ワイヤレス充電機能も備え、Qi(チー)対応のスマホなら表紙に載せるだけで充電が可能だ。カードポケットもあり、バインダーとしての使い勝手も良い。
●スマホを貼り付けてチャージ、ワイヤレス充電台にも変身
iPhoneなどで採用されているQi規格のワイヤレス充電に対応したモバイルバッテリー。背面に特殊な粘着素材を使用しており、スマホにピタリと貼り付けて充電ができる。充電しながら操作もでき、また、そのままかばんに入れておいても外れずに充電ができていた。ぬれた布などで汚れを取り除けば粘着力は回復するので、何度でも使える。
●自撮り時の明るさをアップ、リモコンシャッターも
BluetoothのリモコンシャッターとLEDライトを備えた自撮り棒。ライトは明るさを2段階で調節でき、顔の写りが暗くなりがちな夜間や室内、さらには逆光時などに肌の色を明るく撮影できる。LEDライトはマグネット式で着脱可能。自撮り以外でも、料理などを撮影する際に手で持って光を当てるといった使い方もできる。手軽に写真を「盛れる」逸品だ。
●iPhoneを差し込むだけで充電とバックアップが完了
本体にmicroSDカードをセットし、USB充電器と充電ケーブルの間に挟むことで、iPhoneやiPadで撮影した写真や動画、連絡先を自動バックアップ。保存対象は、スマホアプリで簡単に設定が可能だ。設定情報は保持されるため、充電するだけでバックアップが自動更新される。
●IoT電球とスマートリモコンが合体
Wi-FiとBluetoothの通信機能を備え、E26型の電球ソケットに差して使うデバイス。調光機能付きの「照明モジュール」や赤外線リモコン機能を備える「リモコンモジュール」を組み合わせ、様々な機能を追加できる。スマートスピーカーでの音声操作にも対応。
(注)stakは月額課金のサブスクリプションモデル。複数購入の場合、スタンダードセット、リモコンモジュールともに2台目以降は月額100円(税別)になる。
●スマホの急速充電に加え、駐車の位置や時間も記録
クルマのシガーソケットにセットして使うUSBチャージャー。専用アプリとの連係機能が充実しているのが特徴で、移動ログや駐車位置などの記録も可能。どこに駐車したか忘れてしまいそうな大きな駐車場でも安心だ。また、カーバッテリーの状態をチェックする機能もある。
●机要らずの空中操作マウス、パソコンでの動画視聴にも最適
空中でパソコンなどの操作ができるワイヤレスマウス。机に置いて使うのではなく、手で握って使用する。そのため、画面からちょっと離れた位置で寝転がったりしながら、動画コンテンツを視聴するときなどに便利。左右どちらの手でも使いやすいシンメトリーのボタン配置になっている。
●「ながらラジオ」を気軽に楽しめる
AM/FM、ワイドFMに対応した、ネックバンドタイプのラジオ。耳を塞がないため、周囲の音も聞き取りやすく、作業をしながらでも安心して使える。防滴仕様で、屋外での使用にも対応。ウオーキング時などにもぴったりだ。
[日経トレンディ2020年2月号の記事を再構成]
ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
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