未来の資産はデザインする 自動引き落としに分散投資年始にあたって4つの計(2)

写真はイメージ=123RF
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前回「2020年代の働き方はエイジレス 収入は自力で増やせ」では、「働き方のデザイン」、つまりこれからのキャリアデザインを4つのキーワードで考えてみました。今年だけではなく、2020年代あるいはそれ以降を見据えた働き方を考えてみたいところです。

今回は「資産のデザイン」について考えます。あなたのお金のあり方についても、社会の変化に対応していく必要があります。それは個人的な問題でもあります。

「資産をデザインする」感覚、10~20年スパンで持つ

「資産をデザインする」とはどういうことでしょうか。これは次のことを、いかにイメージし実行に移していくかということです。

・稼ぐ方法を中長期の視野でデザインする(前回のテーマ)
・自分や家族にかかる将来の「コスト」をできるだけ早く見通す(ライフプランニング)
・手取り収入の一部を貯蓄する習慣をデザインする(家計のコントロールと自動引き落としによる積み立て)
・投資を組み入れつつ資産形成をデザインする(資産増加のペースを速めるように運用する)

自分の資産がなんとなく増えるのではなく、自覚的にデザインする意識が必要です。そして、重要なのは10年、20年といったスパンを意識することです。

ステップ1:未来の支出、先読みするクセをつける

私たちの社会人生活をあえて極端にいえば、「稼いでは蓄え、まとまった支出に使う」の繰り返しです。

新卒社会人や20代における「旅行1回分の10万円」をためるようなサイクルからスタートし、「車を買う200万円」とか「結婚する200万円」という金額にステップアップしていきます。

必要な金額は徐々に増えていきます。「家を買う頭金300~400万円」とか「子どもの高校・大学の学費500~1000万円」というような感じで大きくなります。そして最後は「リタイアまでに老後の2000万円以上」を目指していくわけです。

私たちが身につけるべき習慣は「未来の大型出費」をどんどん視野に入れていくことです。10万円の出費なら次のボーナスまでガマンすれば一括払いできますが、それ以上の大型出費は一括払いでは済みません。住宅購入などは言い換えると「20~30年スパンの支払い」を計画するということです。

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ステップ2:「貯蓄体質」になって、それを維持する
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