「好きな食べ物はおすしと野菜。日本の野菜は質が高いですね」とペリニオ社長

――嫌いな日本の料理、食べ物はありますか?

フランス人なので、ほぼなんでも食べられます(笑)。基本的に、和食で嫌いなものはありません。ただ、特に好きなのはおすしですね。あとは野菜。日本の野菜は質が高い。野菜を見ていると国や地方の違いが分かります。

驚くのが、日本のどこに行ってもその地方だけで1冊のレストランガイドを作るだけのコンテンツがあるということです。4ページ分しか掲載に値する店がなければ本は成り立たないでしょう。これまで、(北は北海道から南は九州まで)色々なエリアを取り上げたガイドブックを発行してきましたが、どこに行っても本として成立することに感動します。

日本各地のガイドブックを積み重ねると、何十センチもの高さになる。フランスのミシュランガイドは全国をカバーする1冊だけです。飲食店の数が多く、平均レベルがとても高いんですね。

「日本各地のミシュランガイドを積み重ねると、何十センチもの高さになる。それほど日本はグルメ都市が多いのです」とペリニオ社長

――ほかの国のミシュランガイドはどうなのでしょう?

イタリア、英国なども1冊です。米国は、ニューヨーク、ワシントンD.C.、サンフランシスコ、シカゴ版を発行しています。ラインアップには当然、各国の人口の影響もあります。フランスは、6000万~7000万人の人口ですが、米国は3億人を超えますから。約14億人もの人口を抱える中国では、上海、広州などというようにやはり都市ごとにガイドを発行しています。

――アジア各国のミシュランガイドの発行も相次いでいます。反響はどうでしょう。

全体に反応はいいと思います。中国本土以外では、香港・マカオ(09年)、シンガポール(16年)、ソウル(17年)、台北(18年)を発行しています(かっこ内は創刊年)。