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ご当地かんきつ類を塩にすることで、様々な利点がある

最近では、規格外だったりして生の果実としては流通できないかんきつ類を活用した「ご当地かんきつ塩」と呼ぶ塩の生産も盛んになってきた。ご当地かんきつ塩は果実の有効利用だけでなく、塩という形状にすることで、季節に関係なく長期間保存でき、行楽などに手軽に持ち運べるメリットがある。さらに皮ごと利用したものが多いので、皮にある栄養もしっかりと摂取することができる点もうれしい。

かんきつ類のさわやかな酸味は塩味を補完する効果があり、使用量を減らしても満足しやすいので、塩分量を気にしている人にもうってつけだ。フルーツに塩をかけて苦味を消したり、甘味を引き出したりする食べ方もあり、味覚の面でもかんきつ類と塩は実は相性が良いと言える。ここで、近年私が気に入っているご当地かんきつ塩をいくつか紹介したい(ネット通販での税込み価格)。

●土佐ベルガモット塩(50グラム・756円) 高知県・はるのTERRACE

イタリアを原産とするかんきつ類で、アールグレイの香りづけに使用される。国内では栽培が難しいとされてきたが、高知県の旧春野町(現高知市)が栽培に成功。低温抽出法で精油したベルガモットオイルを、同じく高知県で生産されている完全天日塩とブレンドしている。少ししっとりとしており、うっとりとするような芳醇(ほうじゅん)な香りが特徴的。塩自体もクオリティーが高く、うまみや甘酸っぱさも感じられる。

●へべ塩(33グラム・700円) 宮崎県・熊野農園

「夏の酢みかん」とも呼ばれるヘベスの皮から1適ずつ抽出した香り成分を、環状オリゴ糖を介して粉末化したという。それを、満潮時の海水のみを使用して生産される海水塩「満潮の焼き塩」とブレンドした。ビタミンCが豊富で、しっかりとした甘味と爽やかな酸味、胸がすっとするような香りを楽しむことができる。

●シークヮーサー塩(20グラム・583円) 沖縄県・南西食品

沖縄県を代表するかんきつ類がシークワーサー。名産地である名護産のシークワーサー果汁を粉末化し、伝統的な沖縄風の入浜式塩田で生産された「屋我地マース」とブレンドしている。

●みかん塩(18グラム・432円) 愛媛県・伊方サービス

温州ミカンを皮ごとパウダー化し、ご当地の塩「伯方の塩」をブレンドしている。皮ごと使用するために、残留農薬のチェックは厳しく行っている。皮に含まれる「ベータクリプトキサンチン」が摂取でき、生活習慣病予防を気にする方にもおすすめだという。少し苦味があるが、それが焼き魚の焦げや油分との相性が良い。

なお、かんきつ類は糖度が高く塩とブレンドした際に固結しやすいため、固結防止剤が加えられているものも多い。添加物が気になる人はパッケージの裏面にある原材料表示をチェックするとよい。

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