子育て世帯、支出割合の黄金比率は? 教育費は別口座2020年版 家計管理術(上)

令和初のお正月休みを家族4人でゆっくり過ごした筧家。仕事始めを迎えた夜、ダイニングテーブルでは夕食後のお茶を飲みながら、良男と幸子が2019年と20年の2冊の家計簿を開いて相談を始めました。「ただいま」。仕事から帰ってきた恵が加わります。

筧(かけい)家の家族構成
筧幸子(48)良男の妻。ファイナンシャルプランナーの資格を持つ。
筧良男(52)機械メーカー勤務。家計や資産運用は基本的に妻任せ。
筧恵(25)娘。旅行会社に勤める社会人3年目。
筧満(15)息子。投資を勉強しながらジュニアNISAで運用中。

 何を相談しているの?

幸子 去年の家計簿を見て貯蓄が目標通りにできたかを確認していたの。1年間、頑張っているつもりだったのだけれど貯蓄は目標額に達しなかったわ。今年こそは理想の家計に近づけたいと、目標を立てていたところよ。

 家計の目標設定ね。収入の何割くらいを貯蓄すべきなのかしら。

幸子 それは恵のように独身か、結婚して夫婦2人か、子育て中なのか、さらには子育てにメドがついた世帯かといった家庭の事情によっても違うわね。ファイナンシャルプランナー(FP)の八木陽子さんは家計管理に最も苦労するのは子育て中の世帯だと指摘しているわ。

良男 どうして子育て中の世帯が一番大変なんだ?

幸子 家計の見直しをしても「減らせない支出項目」が多いからよ。例えば学費など子どもにかかる支出は削りたくても削れないものが多いでしょ。子育て世帯には自宅を購入したばかりという家庭も多いわね。住宅ローンや管理費なども自分たちの都合で増減できる費目ではないわよね。

 住宅ローンや住居費は収入の3割程度までが理想と何かで聞いたことあるわ。

幸子 銀行などでは収入の3割程度までの返済額ならローンを組めると勧めるケースが多いようね。ただ、借りられる金額と負担なく返済できる金額は違うのよ。子育て世帯なら、理想の支出割合は3割ではなく、25%程度に抑えたいわ。月収で考えるなら、30万円の人は月7万5千円までということね。

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