「共感」できる個別株に少額投資 米リフト株は塩漬け

「日経ヴェリタス」創刊以来の名物コラム。毎回1人の個人投資家を取り上げ、その人の投資歴の泣き笑いを赤裸々に紹介しています。
今回はスミスさん(28)。東京都在住で趣味は食べ歩き。最近はメルカリで不要な物を売り、投資資金に充てるのに夢中。

2015年12月~

スミスさん 短期の値上がり期待・安定運用・共感の三本柱で投資

勤務先の広告会社で金融機関と仕事をすることがあり、株式投資に関心をもつようになった。最初に60万円ほどかけて買ったのが、日経平均の2倍の値動きをする強気型の上場投資信託(ETF)だ。個別銘柄を調べる知識や時間がなかったほか、手堅く始めても大して株価が上がらなければ気落ちすると思ったからだ。もともと競馬などが好きで、ギャンブル的な気持ちでレバレッジ型を選んだ。

18年~

1年半ほど保有していたが、毎日値動きを見るのに疲れてしまい、売却を決めた。結果がすぐに出る競馬とは違い株式投資は時間軸が長いうえ、たまたま出会った億り人の方が話していた勝てる法則や熱量などは自分にまねできないと考え、短期的な値上がりに期待するギャンブル的な投資はやめることにした。そこで安定運用の一環として始めたのが確定拠出年金だ。国内株3割、国内債券2割、海外株5割の比率で投信を保有し、運用成績もほとんど見ないようにしている。

19年2月~

個別株も購入してみたいと思い、少額投資できるサービスがないか調べていたところ、SMBC日興証券が展開する投資情報メディア「日興フロッギー」を知った。単元株未満でも1銘柄最低500円から買えるのが魅力で、現在は30~40銘柄を保有している。自分がもともと企業理念などに共感して好きだった任天堂(7974)、フロッギーで取り上げられていたNTTドコモ(9437)などを1銘柄500~3000円で買っている。今後は単元株を購入して、株主優待などを体験してみたいと考えている。

19年3月~

知人にすすめられ、海外の個別株も買ってみることにした。クリエイティブ系の仕事をしていることから、仕事柄使うことの多い米アップルや米アドビシステムズが伸びると肌で感じ、購入してみた。一方で、米リフトは塩漬け状態だ。

[日経ヴェリタス2020年1月5日付]