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ラーメン官僚が独断で選んだ この10年で最高の2杯

江古田の日芸近くにたたずむ「麺や金時」

素晴らしいのはスープだけではない。麺もまた、自らの存在を主張しつつも、スープの持ち味を最大限生かし切るように綿密に調整された特注品。

どこまでも澄み切ったスープの中を、悠々と泳ぐ、幾本ものストレート麺。

視覚的にも申し分ない上に、ひとたび口を付けたら最後、丼が空っぽになるまで、ひたすら箸とレンゲを持つ手を動かし続けるしかない。

「オープンした時から、繰り返し改良に改良を重ね、ようやく今の味にたどり着きました」と笑う山口店主。努力は人を裏切らない。現在の「金時」の「塩らぁ麺」は間違いなく、一都三県で提供されるラーメンの最高峰(トップ・オブ・トップ)にまで到達している。

「くり山」の「つけめん」

くり山

<1杯の丼が物語るつけ麺の歴史。昭和と平成の名店のDNA>

「ラーメン大国」神奈川県においても指折りのラーメン激戦区として勇名をとどろかせる、白楽・東白楽・反町エリア。同エリアはラーメン店の数が際立って多いことはもちろん、それぞれの店舗が提供するラーメンのクオリティーが総じて高いことでも知られる。

今回紹介する「くり山」はそんな激戦エリアにおいても、更に一歩抜きんでた実力の高さを誇る名店。

ロケーションは東急東横線・白楽駅から徒歩5分強。店側が設定したルールに従い、店前で整然と並ぶ行列がランドマークだ。

同店を切り盛りする店主・栗山氏は「つけ麺界のレジェンド」として20世紀のつけ麺シーンをけん引した「東池袋大勝軒」で4年間修業した後、2000年代以降のつけ麺の方向性を決定付けた「六厘舎」で更に修業。昭和の名店と平成の名店、2つの巨星の下で、つけ麺の味だけではなく、ラーメンジャンルにおけるつけ麺の在り方まで学び、11年に独立。

いわば、「つけ麺」という食べ物を、後の世へと語り継ぐことを義務付けられた、伝道師的な存在だと言えよう。

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