ヴェゼル モデューロX 意のままに操縦、光る空力性能

2020/1/26
コンパクトSUV「ホンダ・ヴェゼル」をベースとする最新型「モデューロX」シリーズ(写真:荒川正幸、以下同)
コンパクトSUV「ホンダ・ヴェゼル」をベースとする最新型「モデューロX」シリーズ(写真:荒川正幸、以下同)
webCG

「どんな道でも、誰もが楽しく運転できるコンプリートカー」を目指して開発される「モデューロX」シリーズ。コンパクトSUV「ホンダ・ヴェゼル」をベースとする最新型は、その理想を実現するクルマに仕上がっているか?

人気車種を素材に開発

軽自動車の好調ぶりばかりクローズアップされてしまう、昨今のホンダの四輪モデル。ただし、そんな状況にも間もなく変化がおとずれるかもしれない。ご存じの通り、新型「フィット」のデビューが秒読み段階にあるからだ。

そんなニューカマーの登場は、もちろん待ち遠しい限り。一方、取りあえず現時点で「軽自動車以外では孤軍奮闘状態」となっているのが、2013年末にブランニューモデルとして発売されるやクリーンヒットを記録したヴェゼルだ。

日本市場を強く意識したことが明らかな「大き過ぎないサイズ」や、200万円+αからというスターティングプライス、ハイブリッドバージョンや4WD仕様といった充実のラインナップ等々、「日本でのヒットも当然」と納得できる理由は数々存在する。

もっとも、そんな新たな鉱脈として発掘された“身の丈SUV”のポジションをライバルも放っておくはずはない。「マツダCX-3」や「トヨタC-HR」を筆頭に、全長が4m台前半のいわゆる“コンパクトSUV”は、アッと言う間に増殖した欧州勢の作品も含め、百花繚乱(りょうらん)の状況だ。

そんな混戦模様の中、“普通のSUV”から一歩抜け出し、走りの質感に一家言あるモデルとして存在をアピールすることになりそうなのが、ここに紹介する「ヴェゼル モデューロX」である。純正パーツメーカーであるホンダアクセスが手がけるコンプリートモデル、モデューロXは、2013年1月に発売された「N-BOXモデューロX」が第1弾で、今回のヴェゼルは6番目となる。

「ヴェゼル モデューロX」はホンダのコンパクトSUV「ヴェゼル」をベースに、トータルバランスを追求しつつ専用のカスタマイズパーツを組み込んだコンプリートカー。2019年11月末に発売された。モデューロXシリーズとしては「N-BOX」「N-ONE」「ステップワゴン」「フリード」「S660」に続く6車種目となる
インテリアカラーはブラックのみ。デザインについてはベースの「ホンダ・ヴェゼル」のものと変わらない

過去5モデルの流儀は継承

ベースとなるモデルが発売されてからすでに丸6年が経過していることを考えると、「ずいぶん待たされたナ」という印象は拭えないのが、ヴェゼルのモデューロX。どうやら、そんな発売タイミングの決定や、使用パーツのサプライヤー選択といったポイントに関しては、「親会社の意向も反映させながら子会社が手がけている」がゆえの難しさもあるようだ。

そんなハードルを乗り越えつつ(?)、ようやく日の目を見ることとなったヴェゼル モデューロXの内容は、これまでの歴代各モデルに採用されたものと同様の、このスペシャルブランドならではの流儀にのっとったものだ。

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