「とろッピ~」の不思議なダンス CM好感度が急上昇2019年11月度 CM好感度月間ランキング

日経エンタテインメント!

CM総合研究所が発表する11月度の銘柄別CM好感度ランキングで、雪印メグミルク「6Pチーズ」が3位にランクイン。6Pチーズを電子レンジで10秒加熱する食べ方「とろッピ~」を紹介するCMで、女の子のかわいらしさや不思議なダンスが受けて、子どもと主婦を中心に女性層から得票。同社として自己最高位を記録した。

「6Pチーズ」の新しい食べ方として、電子レンジで10秒温めるだけでつくれる「とろッピ~」を提案する「とろッピ~」編
CM総合研究所調べ

CMは「♪とろとろとろッピ~ レンジで10秒」という歌がかかるなか、画面の中央に表示された数字が10からカウントダウンされる。その間、左半分にのりにのせた6Pチーズがとろけていく様子、右半分に電子レンジの前で歌にあわせておしりを振ったり、意表をついた動きのダンスを踊ったりする女の子が映される。そして電子レンジの「チン」という音とともに女の子がポーズを決め、両親と一緒に笑顔でとろッピ~を食べる。

6Pチーズは、1954年に現在の形で発売されたロングセラー商品。ブランドの若返りが課題の一つだったため、ターゲットの30~40代の子育て世代の生活スタイルにも合う新しい食べ方や楽しみ方を提案して購買につなげたいと、雪印メグミルクでは考えていた。さらに、今は時短や簡単が求められる時代とあって、レンジで10秒温めるだけという究極の簡単レシピ「とろッピ~」を考案したという。10秒だと、15秒CMにちょうど収まるという利点もあった。

「CMでは、画面の左半分でその簡単な作り方を見せ、右半分で待ちきれない様子の子どもを踊りで表現しました。そのまま食べる6Pチーズとはひと味違う、とろっと不思議な食感のイメージを、ユニークな踊りにも音楽にも込めています」(雪印メグミルクマーケティング部マーケティング企画グループの太田愛氏)

10秒たって電子レンジが「チン」と鳴ると女の子がポーズ

子ども役は本保佳音ちゃん。キャスティングにあたっては、「ダンスが上手な子」というだけでは多くのCMの中で埋もれてしまうので、うまさを超える「ユニークさ」に着目して探したという。チーズをおいしそうに食べられる表情も重要だった。オーディションでは、勘が良くて振り付けをすぐに覚えられるのと、撮影時に何度も踊り続けられるだけの体力があり、全く物おじせず、楽しんで踊るところから起用が決まった。また、お父さん役(春日潤也)とお母さん役(柴田紗希)は、6Pチーズをおいしそうに食べられることと、このCMの世界観に合うことを重視して選ばれた。

「撮影時、佳音ちゃんにたくさんの種類のダンスを踊ってもらったのですが、どれも天才すぎてCM編集のときに1種類に絞るのが一番大変でした。大人ばかりの現場でも緊張することなくのびのびと、そして一生懸命がんばってくれていました。“プロ”ですね。また、休憩時間には完璧な『パプリカ』を何度も踊っていました」(太田氏)