平成の人気商品NO.1はシャウエッセン 令和は?日経POSで見る人気商品

令和の期待は… 「たんぱく質」に注目

2019年に大きく売り上げを伸ばし、20年以降も勢いが続きそうな商品を日経POS情報で調べてみたところ、健康や節約に効果が期待できそうな商品に動きがあることがわかった。

健康志向型の商品のなかでも特に「たんぱく質」に注目が集まっている。その代表格が明治「ザバス MILK PROTEIN脂肪0」シリーズだ。健康維持から一歩進んで、積極的に体を鍛えたい消費者を中心に支持を得ている。

筋肉を効率よく鍛える際、たんぱく質を数回に分けて摂取し、常に体内で切らないことが大切だ。スーパーやコンビニエンスストアといった身近な店頭で取り扱われ、いつでもどこでも飲めるプロテインとして売り上げを伸ばしている。

POSレジに買い物客が千人通ったときの売上金額で人気度合いを測る指標「来店客千人当たり販売金額」をみると、19年11月は前年同月と比較して2.6倍と非常に勢いがある。

肌や髪の質を保つのに、たんぱく質に注目が集まるようになり、最近は美容効果を期待して飲む女性も増えているという。

キッコーマン飲料「キッコーマン 豆乳おからパウダー」も、たんぱく質や食物繊維が手軽に取れるのが受けている。生のおからは栄養価が高い分、腐敗が早いのが欠点だった。同社は乾燥させるノウハウを確立しパウダー状に仕上げることに成功。賞味期限が約1年間と使い勝手がよい上、ヨーグルトや味噌汁、飲み物などに混ぜて、毎日、手軽に摂取できるようした。

来店客千人当たり販売金額は今年10、11月とも前年同月比で2桁増を続ける。「使い方がよく分からない」との声も寄せられているため、同社ではSNS(交流サイト)などを通じて活用法を積極的に発信し、さらなる顧客拡大を目指す。

時短家事のお助け役

お金や時間が節約できる商品にも注目したい。例えば相模屋食料の「ひとり鍋」シリーズ。豆腐と調味たれ、電子レンジ対応のトレーがセットになっており、3分半で1人前の豆腐の鍋をつくることができる。

同シリーズの「あさりの旨み!海鮮スンドゥブ」の来店客千人当たり販売金額をみると、19年11月は前年同月比31%の大幅増。どのくらいの店で扱われているかを示すカバー率は、昨年11月の45%から今年11月は58%と上昇し、小売店のバイヤーから注目度も高くなっていることがわかる。

一人暮らし世帯を狙ったが、主婦層からも大きな支持を集めた。簡単におかずを1品増やせて時短家事につながるからだ。野菜や卵を加えれば、手抜き感も払拭できる。

東洋水産の「マルちゃん パリパリ無限」シリーズも時短家事に貢献する。揚げ麺と粉末スープ、特製油がセットになり、野菜を混ぜるだけで総菜を1品増やせる。残り物の野菜を無駄なく使うのにも役立つ。

野菜がいくらでも食べられるレシピとしてSNSで話題の「無限レシピ」に目をつけた。パリパリした麺の食感も奏功し、来店客千人当たり販売金額は今年10月が同2倍超、11月も同75%増と高い伸びを示す。「マルちゃん パリパリ無限キャベツのもと 1食入」のほか、もやし、レタスなど使う野菜に応じた商品バリエーションも多い。

一方、日清食品の「あっさりおいしいカップヌードル」はおなかとお財布に優しい商品。通常の「カップヌードル」より、あっさりした味付けにし、麺も約2割減らしシニア層や女性層がちょうどよい味と量に仕上げた。価格もカップヌードルより抑えた設定にしているため、「節約志向の消費者の受け皿になっている」(同社)という。

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