2020年代の働き方はエイジレス 収入は自力で増やせ年始にあたって4つの計(1)

容認あるいは容認の検討を行っている企業は2割程度のようです。一方で、希望する社員は35.5%、つまり3人に1人というデータもあります。企業と社員の意向にはどうやらギャップがあるようです。

マルチジョブはジョブチェンジにつながることもあります。ベンチャー企業で週1日ないし週2日働いていたら、企業の成長とともに軸足を移すこともあり得るからです。副業でコツコツとインターネットショップやブログなどに取り組んでいたら芽が大きくなり、それが新しい仕事となることもあるでしょう。

本業とは無関係のテーマで簡単なブログ運営や趣味の動画発信をするくらいなら、一般的には兼業禁止で解雇されることはありません。自分でやってみたいことがある人は、「仕事以外の何か」について発信してみるのもいいでしょう。もしかしたらそれがあなたの生きがいになったり、ちょっとした経済的支えに育つかもしれません。

年収増は自分で勝ち取る時代

最後は「キャリアアップ」を自分で勝ち取る意識です。2000年代に入ってから、多くの企業は試行錯誤しながら能力主義、実績主義的な人事制度を採用してきました。

適切な人事評価システムのあり方については議論が続くところですが、「同じ年齢であっても、能力の高い人材が高い年収をもらってもいい」「年齢が若くても先輩より能力が上回れば、役職や年収で上回ってもおかしくない」というコンセンサスはようやく醸成されてきたのではないでしょうか。2020年代はこれがより進むでしょう。

言い換えれば、同じ仕事をただ繰り返している限り、年を取ろうと年収が上がるファクターにならない時代の到来でもあります。もし上がったとしても、それはインフレに見合う程度の賃上げでしかないと思うくらいの意識が必要です。

2020年、あなたのキャリアにどんな付加価値をつけて、あなたは年収を上げていけるでしょうか。

10年後あるいは20年後を見据えて、自分の働き方を考えてみましょう。きっといくつかのヒントはすでにあなたの周囲に転がっているはずです。

マネーハックとは ハックは「術」の意味で、「マネー」と「ライフハック」を合わせた造語。ライフハックはIT(情報技術)スキルを使って仕事を効率よくこなすちょっとしたコツを指し、2004年に米国のテクニカルライターが考案した言葉とされる。マネーハックはライフハックの手法を、マネーの世界に応用して人生を豊かにしようというノウハウや知恵のこと。
山崎俊輔
フィナンシャル・ウィズダム代表。AFP、消費生活アドバイザー。1972年生まれ。中央大学法学部卒。企業年金研究所、FP総研を経て独立。退職金・企業年金制度と投資教育が専門。著書に「読んだら必ず『もっと早く教えてくれよ』と叫ぶお金の増やし方」(日経BP)、「大人になったら知っておきたいマネーハック大全」(フォレスト出版)など。http://financialwisdom.jp
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