2020年代の働き方はエイジレス 収入は自力で増やせ年始にあたって4つの計(1)

IT(情報技術)業界の変化の速さを、人間より速く成長し老いる犬の生涯にたとえて、ドッグイヤーと呼ぶことがあります。2020年代は自分の乗る船が一気に沈む恐れもある時代だと考えて、働いていく必要があります。

何歳まで働くかを自分で決めるようになる

2つめは「エイジレスワーク」(年齢にこだわらず働くこと)です。年齢があなたの働くリミットを一律に決める時代は2020年代におそらく崩壊していくでしょう。

まず「定年が60歳から65歳」「継続雇用が65歳までから70歳まで」へと5年延びるでしょう。これは国の政策の一つでもあります。

実は、70歳まで働ける会社や定年制がない会社がじわじわ増えており、年齢による制限が徐々になくなろうとしています。厚生労働省の「高年齢者の雇用状況」によると、28.9%の企業ではすでに70歳以上も働ける制度があります。定年制がそもそもない会社も2.7%あるそうです。

企業は慢性的な人材不足により、エイジレスワークの時代に踏み込み始めています。人数は減っていく新卒人材をゼロから育成することと同じくらい、能力や経験がある人材を60歳以降も活用する意義に気がつき始めているからです。今後も定年や継続雇用の年齢は引き上げられていくでしょう。75歳まで働くことすら普通の制度になるはずです。

このとき重要なのは「会社が70歳まで働けというなら働く」との受け身意識ではいけないということです。むしろ自分の働くリミットを決めるのは自分自身であるとの意識を持つ必要のある時代がやってきます。

あなたにもいつかやってくる60代――。キャリアをどう選択し、どう終わらせていくのかは早いうちから考えておくべきでしょう。

兼業・副業をきっかけに新しい仕事も

3つめは「マルチジョブ」です。2020年代は同時に2つの仕事に就くことが普通に考えられるようになるでしょう。

兼業や副業などについて、企業はかつて不寛容でしたが、就業規則から除外する企業も現れ始めました。厚生労働省は2018年1月に「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を策定し、同省ウェブサイトに掲載していたモデル就業規則から副業・兼業の禁止規定を削除しています。

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