受験英語は役に立つ 成長「見える化」で自分をのせる英語学習編

ギャルの女子高生が慶応大に合格するまでを描いた「ビリギャル」のモデルとなった小林さやかさんが、様々な分野の専門家に率直な疑問をぶつけます。今回は英語編。昨年12月、小林さんは英語コーチングサービスを展開するプログリットの岡田祥吾社長と共に日本経済新聞社主催の学生向けイベントに登壇し、英語学習について岡田社長に公開インタビューしました。

高校2年のとき、私の英語の偏差値は28だった。1年半がんばって大学受験までに72まで上げたけど、大学に入ってから勉強しなくなっちゃった。ところが、今年4月に大学院に入って教育学の研究を始めたら、英語の論文を読まなければならないし、まわりもみんな英語を話せる人ばかりで、もう大変。英語はやっぱり必要だと痛感している。でも、どこから手をつけたらいいのだろう。今回は学生さん向けのイベントで岡田さんに聞いてみたよ。

小林 大学受験のとき、英語はみんな勉強するよね? でも、大学に入ったあとは英語ってあまり勉強しなくない?

岡田 そうなんですよ。基本的に、大学の4年間で受験勉強で培った英語力は下がります。

小林 受験であんなに勉強したのに、どうして話せるようにならないんですか?

岡田 受験では主にリーディング(読む)とライティング(書く)を勉強して、リスニング(聴く)が少しあるだけです。僕の感覚からすると、リーディングやリスニングとスピーキングって野球とサッカーくらい違うんですよ。

小林 そんなに?

岡田 いくらドリブル練習をしても野球がうまくならないのと一緒で、どれだけリーディングやリスニングをやっても話せるようにはならないんです。スポーツが違うと思ったほうがいい。

小林 なにそれ! なんか損した気分。話せるようになるには、また別の特訓が必要ってことですね?

岡田 特訓が必要です。でも、受験英語には意味がある。どんなスポーツにも共通する基礎体力とか筋力、瞬発力がありますよね。受験英語はまさに基礎体力です。例えば、単語を覚えておくとか文法を知っていることは、話すときにも必要です。

イベントのグラフィックレコーディング(武蔵野大学工学部 環境システム学科4年 園木優美子さん)

小林 単語は結構忘れちゃってるけど、文法とか英語を読むときのくせとかは残っているから、ある程度は基礎体力はあるってことかな。よかった、ちゃんとやった意味あるんだね。

岡田 あると思いますよ。僕が英語コーチングサービスを展開するプログリットを立ち上げて3年たちますが、受講者は二分されます。大学受験で文法や単語を一度はちゃんと勉強した人と、本当に全く知らない人と。

小林 でも、全く知らない人も、大学生とか大人になって始めても遅くないよね?

岡田 遅くない。中学3年間のドリルは大人なら2週間で終わります。それに、高校で習う文法は難しすぎて、スピーキングにはそんなに使いません。中学3年間のことがちゃんとできていれば大丈夫です。

小林 そのあとは、英会話スクールとかオンラインレッスンを利用すればいいのかな。

岡田 ただただ英会話レッスンを受けていてもダメです。レッスンはスポーツで言えば「練習試合」です。日ごろのトレーニングの成果を試す場として活用するのがいいですよ。

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