今年はビジネスリュック 人気の3ブランドのお薦めは新年から取り入れたいトレンドアイテム(上)

ビジネスリュックを初めて購入する人にお薦めはどんなモデルか。ポーター、エース、トュミという人気ブランドに取材した
ビジネスリュックを初めて購入する人にお薦めはどんなモデルか。ポーター、エース、トュミという人気ブランドに取材した

新年を迎え、去年とは違うことにチャレンジしたい。そんな人に向けて、この特集では2020年に取り入れたい話題のアイテムを3回にわたって紹介する。「関心はあるけれど、何を選んでいいか自信がない」という人向けに、初めてでも失敗のない、そのジャンルの良さを実感できる製品をセレクトしている。

第一回に取り上げるのは、いまや仕事かばんの定番となった「ビジネスリュック」。そろそろ仕事カバンをリュックにするかと考えている人に向けて、ポーター、エース、トゥミという人気バッグブランドにお薦めのモデルを聞いた。初めてのビジネスリュックにふさわしい理由と、その機能を紹介する。

薄マチ&超軽量/ポーター

ポーター「PORTER EVO DAYPACK」(メーカー希望価格3万2000円、税別※以下同) サイズ:幅29×高さ40×厚さ9センチ

ポーターが「初めてのビジネスリュック」に薦めるのは、薄マチで軽い「PORTER EVO DAYPACK」。2019年12月末に発売したばかりの新作で、ビジネスバッグに求められる機能性を高めながらも、軽量に仕上げたライトウエイトモデルだ。

「A4サイズの書類、13インチのノートパソコンを収納可能。オリジナル生地は丈夫ではっ水性もある。この機能性で重さ560グラムは、驚きの軽さだと自負しています」と話すのは吉田の広報部、阿部貴弘氏。さらに、ビジネススタイルにも取り入れやすいシンプルなデザインも、初めてのビジネスリュックとして薦める理由だという。

昨今のビジネスリュックは、電車マナーに配慮した薄マチがトレンド。このリュックはマチ幅わずか9センチで、電車内で前に抱えても邪魔になりにくいのも、リュックの扱いに慣れていないユーザーにとって安心なポイントだろう。

電車内で邪魔になりにくい薄マチ仕様。昨今のビジネスリュックのトレンドと求められる機能をしっかりと装備している

気になる強度も、引裂・摩擦強度に優れたナイロンツイル生地を使用。特殊な溶剤を塗布して繊維組織の隙間に防護被膜を形成し、はっ水性を持たせている。生地表面にはっ水加工を施す従来の製法とは異なり、はっ水性が半永久的に持続するという。

メインコンパートメントはA4書類を難なく収納でき、内装にノートパソコンを収納できるポケットも装備するなど、収納スペースが充実しているにもかかわらず、560グラムと非常に軽量に仕上げている点は、阿部氏が「驚きの軽さ」と胸をはる通り、最大の魅力だろう。両肩に荷物の重さが分散されるのがリュックの良さだが、荷物が増えれば当然負担も大きくなる。バッグ自体が軽いにこしたことはないのだ。

「展示会でも好評で、発売前から多数の問い合わせがあった」と阿部氏。スーツはもちろん、ビジネスカジュアルスタイルにも取り入れやすい、すっきりとしたデザインも人気の理由だという。

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背中が蒸れにくい/エース