お金も生活も「流されない」 定年シニアこそ1年の計経済コラムニスト 大江英樹

写真はイメージ=123RF
写真はイメージ=123RF

2020年が明けました。今年は東京オリンピック・パラリンピックの年です。シニアの人たちの中には前回1964年の東京五輪を覚えていらっしゃる方もいるでしょう。私も当時中学1年生でしたので、いまだにあの時の興奮をよく覚えています。

私は残念ながら今回の五輪のチケットをまだ入手できていませんが、皆さんの中には既に手に入れた方もいるでしょう。これからまだ手に入れるチャンスはあるので期待したいのですが、オリンピックの観戦に限らず、今年は年初に1年間の行動計画を立ててみてはいかがでしょうか。

行動計画というとやや堅苦しいイメージですが、要するに遊ぶ計画です。年末年始に売り出される雑誌の特集にはだいたい新年に開催される美術展やコンサートなどの一覧が載っていることが多いものです。そんな雑誌を眺めながら行きたいところをチェックして年間の予定表にどんどん書き込んでいきます。もちろん音楽や美術のイベントだけに限らないのは言うまでもありません。山歩きでもよいし、温泉や神社仏閣巡りでもかまいません。要は趣味や自分でやりたいことを年間で計画を立ててしまうのです。

年初の計画で生活にメリハリ

でも年初に計画を立てると言っても先のことはわからないし、今の段階でいつ、何ができるかなんて読めないじゃないかと思われる方もいるでしょう。それはその通りです。現役の会社員であれば、いつ休みが確実にとれるかなんて年初に分かりにくいものです。しかし定年後のシニアなら大丈夫です。現役時代よりはるかにスケジュールを自由に決められるからです。それにスケジュールを立てたとしてもあまりこだわらなくていいのです。仮に行けなくなっても、実際に予約したりチケットを取ったりするのはもっと先のことなので、気にする必要はないからです。

では一体なんのためにそんなことをするのかというと「流されない生活を送るようにするため」です。会社員時代は毎日やらねばならない仕事が山のように来ますから生活が流されるなどということは考えもしませんが、定年退職すると自分の居場所がなくなってしまって何もすることがなく、ただ家でボーッとしたまま時間が過ぎてしまうということになりかねません。