寒い室内でも足元ぬくぬく 大人のルームシューズ3選納富廉邦のステーショナリー進化論

ルームシューズを普段履かない人にも薦められる3製品を紹介する
ルームシューズを普段履かない人にも薦められる3製品を紹介する

寒い季節に家の中で履くルームシューズ。どんな製品を買っても大きな違いがないと思っていないだろうか。しかし、最近はさまざまな工夫を凝らした製品が登場している。ライターの納富廉邦氏が実際に試した中から、手放したくないと思った3製品を解説する。

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ルームシューズを使っている男性は意外と少ないのではないか。筆者も履けば温かく快適なことはわかっていても、履くのが面倒で、つい「厚手の靴下でいいかな」と思ってしまっていた。しかし、このところ、よくできたルームシューズなら、履いていたほうが楽で、心地よいことが分かってきた。温かさについて、歩きやすさについて、正面から取り組んでいるものなら、冬場の寒さをしのぐのになくてはならないアイテムになることが見えてきたのだ。結局、ルームシューズも靴と同じで、きちんと作られた、履き心地の良いモノを選ぶべきということなのだろう。

ここ数カ月、いろいろなルームシューズを試していたのだが、その中から「これは手放せない」と思った3製品を紹介する。ルームシューズが単なるスリッパではないこと、足を温めることの気持ちよさ、室内での移動のしやすさなど、最前線の製品を通して、ルームシューズの良さをもう一度、見直してみてほしい。

温かく歩きやすく/「room's sheep」

フロンティア「room's sheep(ルームズ シープ)」3960円(税込)。歩きやすさを考えて作られた、靴とスリッパのいいとこ取りのような製品の冬バージョン。足の裏に沿うような履き心地が気持ちいい
スリッパとは全く違う、足を包み込むような履き心地。特にかかとに体重をかけたときの心地よさは他では味わえないもの

つま先が上がった独自の形状と、靴と同じ製法で作られるていねいな仕事が特徴のルームシューズブランド「rooms」による、冬用の製品が「room's sheep(ルームズ シープ)」。見た感じは、内側がボアになったフェルト製のスリッパなのだが、履いてみるとすぐに、その心地よさが分かる。

温かいのはもちろん、まず歩きやすいのだ。つま先が上がっているので、スリッパにありがちな、床をはうケーブルやじゅうたんのへりなどに引っ掛かるということが起こりにくい。また、底部に使われたポリエステルスエード生地と、要所に貼り付けられた合皮が、いい具合に滑り止めになりつつ、足音も軽減される。

つま先が上がっているためじゅうたんのへりやケーブルなどに引っ掛からない上に、足のスムーズな動きにも貢献。裏地の素材のせいか、歩行時に滑ることはほぼない

何より気に入ったのは、かかとのクッション。EVAフォームというクッション素材らしいが、これが気持ちいいのだ。歩きやすさだけでなく、このかかとを踏み締めたときの気持ち良さとフィット感がいいのだ。靴のように作られているからこその、このかかと部分の気持ち良さは、ありきたりのスリッパでは味わえない。

デザインが良い上に、カラーバリエーションが豊富なので、好みに合わせて色を選べる。大人っぽい色がそろっているのもうれしい
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