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寒い室内でも足元ぬくぬく 大人のルームシューズ3選

納富廉邦のステーショナリー進化論

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NIKKEI STYLE

寒い季節に家の中で履くルームシューズ。どんな製品を買っても大きな違いがないと思っていないだろうか。しかし、最近はさまざまな工夫を凝らした製品が登場している。ライターの納富廉邦氏が実際に試した中から、手放したくないと思った3製品を解説する。

◇  ◇  ◇

ルームシューズを使っている男性は意外と少ないのではないか。筆者も履けば温かく快適なことはわかっていても、履くのが面倒で、つい「厚手の靴下でいいかな」と思ってしまっていた。しかし、このところ、よくできたルームシューズなら、履いていたほうが楽で、心地よいことが分かってきた。温かさについて、歩きやすさについて、正面から取り組んでいるものなら、冬場の寒さをしのぐのになくてはならないアイテムになることが見えてきたのだ。結局、ルームシューズも靴と同じで、きちんと作られた、履き心地の良いモノを選ぶべきということなのだろう。

ここ数カ月、いろいろなルームシューズを試していたのだが、その中から「これは手放せない」と思った3製品を紹介する。ルームシューズが単なるスリッパではないこと、足を温めることの気持ちよさ、室内での移動のしやすさなど、最前線の製品を通して、ルームシューズの良さをもう一度、見直してみてほしい。

温かく歩きやすく/「room's sheep」

つま先が上がった独自の形状と、靴と同じ製法で作られるていねいな仕事が特徴のルームシューズブランド「rooms」による、冬用の製品が「room's sheep(ルームズ シープ)」。見た感じは、内側がボアになったフェルト製のスリッパなのだが、履いてみるとすぐに、その心地よさが分かる。

温かいのはもちろん、まず歩きやすいのだ。つま先が上がっているので、スリッパにありがちな、床をはうケーブルやじゅうたんのへりなどに引っ掛かるということが起こりにくい。また、底部に使われたポリエステルスエード生地と、要所に貼り付けられた合皮が、いい具合に滑り止めになりつつ、足音も軽減される。

何より気に入ったのは、かかとのクッション。EVAフォームというクッション素材らしいが、これが気持ちいいのだ。歩きやすさだけでなく、このかかとを踏み締めたときの気持ち良さとフィット感がいいのだ。靴のように作られているからこその、このかかと部分の気持ち良さは、ありきたりのスリッパでは味わえない。

寝具のような心地よさ/「洗えるウールのルームブーツ」

男性にはなじみの薄い「ルームブーツ」というジャンルではあるけれど、見れば分かるように、足首をすっぽり覆うわけで、履けばとても温かいし、椅子に座って足をぶらぶらさせてもスリッパのように脱げる心配もない。基本、椅子に座って仕事をするライターにとっては、冬の夜の強い味方になってくれるのは、前から分かってはいた。だけど、やはりルームシューズとしては、やや大げさで、その割に温かさも、それほど感じられない製品や、温かいけど外観が無駄に大きい製品が多く、なかなか導入できなかった。

縁あって、このスタイルストアが販売するLOOM&SPOOLの「洗えるウールのルームブーツ」を使ってみたところ、いきなりハマってしまったのは、やはり、その温かさとフィット感の良さ。内側に使われているウールが、その肌触りの良さと温かさ共に、寝具レベルの心地よさなのだ。ウールには日本の毛布の生産量の90%を担う泉大津のメーカーのウール毛布用生地を使用。毛布を作るときに少し汚れてしまい製品として使用できなくなった生地から状態のいい部分を使うことで、温かさと心地よさに加え、高いコストパフォーマンスも実現している。

履いたときの足を包み込む感じは、毛布にくるまっている感じに近く、足先の温かさはもちろん、足首にあたるウールの感触が優しく、履いていることがストレスにならないのだ。しかも、このルームブーツ、手洗いなら丸洗いできるので、安心して素足に履くことだってできる。そして、素足で履いたときの感触がまた、とても気持ち良いのだ。

もちろん、ブーツなので脱ぎ履きは多少面倒だけれど、スースーしやすい作業時の足元をしっかりと保温してくれることを考えると、その面倒くささは苦にならない。きちんと縫製されていることもあり、また足首周りが柔らかく作られていることもあり、歩きやすいのもポイント。今では夜の座り作業に手放せないアイテムとなっている。

携帯性にも優れたリバーシブル/「メリッパ」

中橋莫大小(中橋メリヤス)の「メリッパ」は、靴下とスリッパのいいとこ取りのような製品だ。靴底的な部分がなく、リバーシブルで裏表、どちらでも履ける。かかとを包み込んで、靴下のように履くことも、かかとを踏んでスリッパのように履くことも可能。さらに、くるくると丸められるので、旅行の際の飛行機の中で履くスリッパ代わりに持っていくことなどもできる。

秋冬仕様モデルは、片側がふわふわ、もう片側がさっぱりした生地で作られているので、ふわふわ側を内側にして履くと、とても温かく、しかし見た目はスッキリとシンプルという、いい感じのルームシューズになる。今回紹介した他の2つの製品に比べると温かさはかなわないものの、持ち歩けて、気軽に脱ぎ履きできるので、ルームシューズ初心者の入門用として最適。履いたときにふわっと包み込んでくれる感触で、靴下のような締めつけ感がないのもうれしい。

ネットに入れれば洗濯機でも洗えるし、丁寧に縫製されているので、洗濯を繰り返しても形崩れしないタフな作り。ルームシューズを履いて生活する気持ち良さを、手軽に味わいつつ、旅行用の室内履きとしても使えるリーズナブルさが魅力だ。デザインが豊富なのもうれしいところ。ぜひホームページで確認してほしい。

納富廉邦
佐賀県出身、フリーライター。IT、伝統芸能、文房具、筆記具、革小物などの装身具、かばんや家電、飲食など、娯楽とモノを中心に執筆。「大人のカバンの中身講座」「やかんの本」など著書多数。

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