19年ナショジオが見た世界 人気の映像・写真10選

日経ナショナル ジオグラフィック社

ナショナルジオグラフィック日本版

2019年もあとわずか。新年の準備は済みましたか? 今年も様々な世界のニュースを、ナショジオの視点で紹介してきました。そこで、今回と次回で、19年後半に読者の関心が高かった人気記事を紹介したいと思います。今回は、写真や動画、イラストを使ったビジュアルニュースの人気記事ベスト10をご紹介しましょう。

第1位 道一本隔てるだけで… 写真家が空から見た経済格差

青い芝生とプールが見える住宅街から道路を隔てて、トタンの小屋が立ち並ぶ地区が広がる。南アフリカ、ヨハネスブルク郊外のブルーボスランド(PHOTOGRAPH BY JOHNNY MILLER)

まさに百聞は一見にしかずという写真です。ドローンを使って上空から、豊かな地域と貧しい地域をとらえてみると、道を隔てるだけで全く違う姿をしていました。ここ数年、様々な国で、社会の分断が指摘される機会が増えました。インパクトの強い写真が、多くの人の関心を呼びました。

第2位 ヒマラヤ山中に800体「骸骨の湖」 分析で深まる謎

ヒマラヤ山脈、ループクンド湖の岸に人骨が散らばっている(PHOTOGRAPH BY HIMADRI SINHA ROY)

ヒマラヤの小さな湖から、800体分もの人骨が見つかっています。湖といっても直径はわずかに30m。そして1年のうちほとんどが凍っています。人里から離れたこの地に、これだけたくさんの人骨が見つかるというのは、考古学的にも指折りのミステリーです。いったい、何があったというのでしょう。

第3位 廃虚となったかつてのリゾート 写真で比べる昔と今

今は廃墟となったホモワック・ロッジのボウリング場(Photograph by Pablo Iglesias Maurer, postcard published by Bill Bard Associates)

栄枯盛衰がよく分かる比較写真です。米国東部のかつての人気リゾート地。往時の華やかさを感じるマッチ箱に印刷されていた写真と、同じ構図で撮った現在の写真。打ち捨てられ人がいなくなった今、当時の面影はありません。今、人気の観光スポットが同じ運命をたどってしまうのか、いろいろなことを考えてしまいます。

第4位 華麗なジャンプに空中キック ヘビの襲撃にネズミ反撃

米国の砂漠に棲むカンガルーネズミが天敵の毒ヘビに襲われた瞬間です。ネズミはただ逃げるだけではなく、しっかり反撃しています。夜間の赤外線による撮影で、色こそないものの、細かなネズミの動きが手にとるように分かるのは高速度撮影ならでは。貴重な映像です。

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第5位 衝撃写真、クジラがアシカを「丸のみ」 その真相
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