20代の編集者が選ぶ 次世代リーダーが読むべき9冊

成功を目指すには、毎日をどのように過ごせばよいのでしょうか。自分の「学び」の方向性を定める上で柴田彰、岡部雅仁、加藤守和『VUCA 変化の時代を生き抜く7つの条件』が参考になります(参考記事 優秀な人ほど損する? 予測不能なVUCA時代の出世術)。変化の時代を勝ち抜くために有効なスキルや思考力を「7つの条件」で示しています。世界最大の組織・人事コンサルティング会社として知られるコーン・フェリーのメンバーによる、いわば「出世の指南書」。これまで日本のエリートは「勤勉は美徳」「努力は報われる」「組織の和を重視する」といった考え方を重視してきました。しかし「不確定な時代」にはもはや通用しないと著者は断言します。自分自身のキャリアの競争力がどうすれば高まるか、を考えるきっかけになる本です。

『世界で活躍する人の小さな習慣』

同世代の20代と話していると「自分はこのままでいいのか」ともやもやしている人が多いと感じます。世界経済フォーラムなどの国際舞台で多くのリーダーと接してきた女性経営者の書いた石倉洋子『世界で活躍する人の小さな習慣』を手に取ってみてください(参考記事 「世界で勝負できる自分」へ 一歩踏み出すための地図)。世界で通用する人材、会社で求められる人になるノウハウを明かし、挑戦する背中を押してくれるはずです。大事なことは、習慣化することです。「『正しいやり方をしよう』ではなく、『むやみ』にやってみる」「気楽に声をかける、答える、質問する」といった日常の心がけの大切さを説いています。

強いチームをつくる意思決定メソッド

『スタンフォードで学んだ 最強の意思決定』

2019年は「組織」をテーマとするビジネス書やスキル本がよく売れました。そのなかから、強いチームの作り方を学べる3冊を紹介します。「ビジネスシーンで、なかなか物事が決まらない」「会社の意思決定プロセスが見えにくい」。こんな悩みを抱える経営者や管理職向けに書かれているのが籠屋邦夫『スタンフォードで学んだ 最強の意思決定』です(参考記事 「ワンチーム」になる スタンフォード式の意思決定力)。意思決定はスキルです。一流の経営学修士(MBA)コースで教えられているメソッドをベースに、チームの意見をまとめて方向性を打ち出すためのプロセスとノウハウを解説しています。

ビジネス書などの書評を紹介
注目記事
次のページ
中国を通じてグローバルな視点を鍛える
ビジネス書などの書評を紹介