新年こそiDeCo 選ぶポイントは品ぞろえと管理手数料

2019/12/23

iDeCoの申し込みは郵送で

さて、運用方針が決まり、運営管理機関を絞り込めたら、資料を取り寄せましょう。iDeCoの申し込み手続きは、基本的に紙の申込書で行います。現在は、ネットで完結させることはできません。ウェブサイトを通して申請した場合も同様です。資料を取り寄せたあとは内容を確認し、分からない点があれば、コールセンターやチャットなどで問い合わせましょう。

また、資料を請求してから届くまでに、おおむね1週間程度かかります。その間に、申込時に必要となる書類などを用意しておくとよいでしょう。

最近では、資料請求の段階で、自営業者や会社員など職業を入力するケースも多く、送られてくる資料もそれぞれの立場に応じた一式が届くようになっています。

申込時に必要となる書類

○第1号被保険者用(自営業者・フリーランスなど)
・加入申し出書
・預金口座振替依頼書
・本人確認書類 など
○第2号被保険者用(会社員)
・加入申し出書
・事業主の証明書
・預金口座振替依頼書 (給与天引きの場合は不要)
・本人確認書類 など
○第2号被保険者用(公務員)
・加入申し出書
・事業主の証明書
・預金口座振替依頼書 (給与天引きの場合は不要)
・本人確認書類 など
○第3号被保険者用(主婦・主夫)
・加入申し出書
・預金口座振替依頼書
・本人確認書類 など

用意しておきたいものの一つに、預金口座振替依頼書に押印する銀行の届け出印があります。会社員であれば、掛け金を給与天引きで納付する場合と、本人名義の口座から引きとされる個人振込の2つがありますが、このうち、個人振込の場合は、銀行の届け出印が必要になります(届け出印は誤ったものをなつ印してしまうと訂正するための手続きに時間がかかってしまいますので注意してください)。

口座開設まで 1~2カ月かかる

資料に記入・返送すると、運営管理機関を通して、国民年金基金連合会による審査が行われます。この審査では、加入者の資格があるかを日本年金機構に確認する作業が行われます。iDeCoに加入できる人は、20歳から60歳まで、国民年金や厚生年金などの公的年金に加入していることが条件となっており、その照会を行っているのですね。

加入申し出書を返送してから、口座開設には1~2カ月程度の時間がかかります。今から手続きを始めると、来年の早い段階で口座を開設できるでしょう。

井戸美枝
ファイナンシャルプランナー(CFP)、社会保険労務士。講演や執筆、テレビ、ラジオ出演などを通じ、生活に身近な経済問題をはじめ、年金・社会保障問題を専門とする。社会保障審議会企業年金・個人年金部会委員。確定拠出年金の運用に関する専門委員会委員。経済エッセイストとして活動。近著に「5年後ではもう遅い!45歳からのお金を作るコツ」(ビジネス社)、「身近な人が元気なうちに話しておきたいお金のこと介護のこと」(東洋経済新報社)、「100歳までお金に苦労しない定年夫婦になる!」(集英社)、「届け出だけでもらえるお金」(プレジデント社)など。
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