年末年始の高速渋滞 3日が上りピーク、狙い目は5日編集委員 小林明

2019年~20年の年末年始は長期休暇が取りやすく、渋滞を避ける工夫の余地が大きい

帰省客や行楽客などで高速道路が混み合う年末年始が近づいてきた。今回は年末年始の休みが土日にうまくつながることから、長期休暇が比較的取りやすいのが特徴。そのため移動の選択肢が増え、渋滞をうまく避ける工夫の余地が大きいとみられる。高速渋滞を回避するための傾向と対策をまとめてみた。

9連休と恵まれた日並び、仕事納め27日、仕事始め6日

通常、官公庁の仕事納めは12月28日、仕事始めは1月4日とされるが、今回の年末年始ではともに土曜日にあたるので仕事納めは12月27日(金)、仕事始めは1月6日(月)となる。カレンダー通りに休むと、9連休という長期休暇になる見通し。これに準ずる民間企業はかなり多いとみられる。

一方、銀行などの金融機関や郵便局の仕事始めも通常は1月4日だが、今回は土曜日にあたるので仕事始めは1月6日となり、より長い休暇が取れる日並びになった(仕事納めは12月30日)。

移動日が拡大、10キロ以上渋滞は下り線で増加傾向

高速道路各社(東日本、中日本、西日本、本州四国連絡高速道路など)がまとめた渋滞予測回数(10キロ以上)を見ると、全体の傾向が浮かび上がる。下り線の渋滞は82回、上り線の渋滞は118回と予測。移動日が増えたことから、渋滞発生日が広がり、前回の渋滞予測回数(下り線62回、上り線118回)と比べると特に下り線で増加する見通し。全体として年明けの上り線の1月2~4日に渋滞が多く発生するとみられ、同期間に移動を予定している人は注意が必要だ。

仕事始めの1月6日(月)に備えて5日(日)を休養にあてる人が多いとみられるが「あえて5日に移動するのも高速渋滞を回避する選択肢としては有効」と各高速道路会社では呼び掛けている。また多くの渋滞発生が予想される2~4日に移動する場合でも、移動の時間帯やルートを工夫すれば渋滞を回避できる余地はかなりありそうだ(記事の最後に4カ所の渋滞回避術を紹介)。