小型株の信用取引で大損、撤退ルール設けず失敗

「日経ヴェリタス」創刊以来の名物コラム。毎回1人の個人投資家を取り上げ、その人の投資歴の泣き笑いを赤裸々に紹介しています。
今回はサンポスキーさん(34)。都内の上場企業に勤務。7月に結婚したばかりで、休日はネコと遊ぶのが趣味。

2017年3月~

サンポスキーさん マーケットの感情に流されない

もともと投資に興味があり、株式投資に関する前職からの規制期間が終了した転職1年後、株式投資を始めた。元手は600万円からスタート。東京証券取引所の一部上場企業など有名企業の株を購入した。ゲームが好きでディー・エヌ・エー(2432)などゲーム関連に投資。東宝(9602)なども購入したが、単元株が小さく、さほど値上がりしなかった。

7月~

投資に詳しい友人からマザーズ市場の存在を知り、マザーズ上場銘柄に投資。暗号資産(仮想通貨)で伸びていたメタップス(6172)を購入したが、会社の動きが激しく、ついていけず早々に利益確定した。当時マザーズ銘柄だった串カツ田中ホールディングス(3547)なども購入。信用買いを織り交ぜつつ、最終的に約150万円のプラスになった。

18年2月~

11月ごろから利益が増えてきたこともあり、現物と信用取引を織り交ぜて小型株を中心に購入。アカツキ(3932)やロードスターキャピタル(3482)などに投資した。しかし18年2月のVIXショックで追い証と損切りの連続に。1~2月で含み損も含め約300万円のマイナスになった。その後も不安定な相場と業績不振で購入時の半値以下になり、損切りと現引きを続ける。たった1日で100万円の含み損が出ることもあった。

19年~

税制を考慮して年初に含み損を抱えていたものを損切りした。一方で損切りせず保有しているロードスターの株価は徐々に戻ってきた。結局、株式投資での利益は約650万円のマイナスになった。

今後は手数料の低い、インデックス型の投資信託などへの投資を検討している。調子に乗って信用取引に手を出したことや、撤退する明確なルールを設けていなかったことが敗因になった。今までの投機的な買い方を見直して、株価を自分なりに分析するよう心がけている。

[日経ヴェリタス2019年12月15日付]

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