いつ、どう使う? 子供に考えさせようお年玉の使い道

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お年玉は大半の子供にとって最大の臨時収入。お金の使い方を学ぶ絶好の機会だ
お年玉は大半の子供にとって最大の臨時収入。お金の使い方を学ぶ絶好の機会だ

「お年玉、どうすれば上手に活用できますか?」。親子向けのマネーセミナーを主催する筆者が、年末年始になると必ず聞かれる質問です。

まずシンプルに理解するため、日々お子さんに渡している「お小遣い」を考えてみます。皆さんの渡し方は、ざっくり以下のパターンに分類できるのではないでしょうか。

(1)一定期間に一定金額を渡す「定額制」
(2)お手伝いなどの働きに応じ金額が決まる「報酬制」
(3)定額制と報酬制を組み合わせた「ミックス型」

どれが正解というものはなく、その家庭、その子供に合ったやり方で構いません。どんな渡し方がよいか悩んだら、まずはミックスして試してみるのも一つの手です。

「フロー」と「ストック」に分けて考えよう

渡し方が決まれば、次は使い方における2つの概念「フロー(流れる)」と「ストック(たまる)」を考えます。「フロー」は日々使うお金、「ストック」は貯金、と考えると分かりやすくなります。

まずは「フロー」を「ニーズ(必要)」と「ウォンツ(欲求)」に分け、お子さんに考えさせていきましょう。

定期的に必要となる消耗品や交通費などはニーズ。お菓子やおもちゃなど、あればうれしいものはウォンツ。本当に必要? 優先順位は? お子さん自ら気づき、考えられるようになるのが理想です。

「ストック」も「人のため」「自分のため」の2つに分けることができます。

前者は家族や友人へのプレゼント、募金などです。お金を自分以外の人のため、困っている見ず知らずの誰かのために使う意識も、小さなうちから育てば素敵ですよね。

後者は大きな出費への備えです。家族旅行での自分へのお土産や発売日が先のゲームソフトといったイメージです。夏休みに短期留学などを考えている場合は、費用の一部に充てる考え方もあります。