水樹奈々 使うたびに初心に帰れるクッキングボウル

声優としてもアーティストとしても活躍する水樹奈々さんが持ってきたモノは、ファーストアルバムがきっかけで今も使い続けているというカラフルなクッキングボウルだった
声優としてもアーティストとしても活躍する水樹奈々さんが持ってきたモノは、ファーストアルバムがきっかけで今も使い続けているというカラフルなクッキングボウルだった

「声優アーティスト」というジャンルを開拓し、けん引し続ける水樹奈々さん。小柄な体からは想像もつかないほどのパワフルな歌唱やライブパフォーマンスは、同業者であるアーティストも驚くほど。そんな彼女が大切にしているというのが「朝食」だ。取材日も朝にパンケーキを焼いてきた彼女が持ってきてくれたのは、18年間使い続けているというカラフルなクッキングボウルだった。

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水樹さんが手にしているボウルは、ファーストアルバムの撮影で使用した小道具。撮影終了後に持って帰って使ってもいいよといわれ、「ルンルン気分で帰宅した」と笑う

このクッキングボウルは、もともとファーストアルバム『supersonic girl』の撮影で使った小道具なんです。撮影用に購入したものの、スタッフさんは誰も使わない。「持って帰って使っていいよ」と言われたときは、すごくうれしかったですね。

デビューして間もないころは、まだお仕事も少なくアルバイトメインの「極貧生活」(笑)。こんなカラフルでかわいいキッチングッズを、買う余裕なんてありませんでした。ボウルを片手に、ルンルン気分で帰宅したのをよく覚えています。

あれから18年、その間にたくさん引っ越しもしましたけど、このボウルはずっと現役。よく見ると使い込んだゆえの傷があちこちに。よくぞ耐えてくれているなと思います(笑)。でも、もともととても物持ちが良いタイプなので新調したいとは思いません。祖母や母から「ものを大事に使いなさい」と言われ続けた教えが身についているんだと思います。

忙しくても朝食だけは手を抜かない

今朝もこのボウルでパンケーキを作って食べてきました。普段はご飯と焼き魚、あえ物や味噌汁など和食が中心ですが、今朝はいつもより朝の時間をゆっくり使えたので気分を変えてみようと。お天気も良くて気持ちのいい朝だから、ちょっとおしゃれな朝食を食べてみようかなと(笑)。

私は食べることが大好きですし、「食べることは生きること」だと思っているので、1日の活力源である朝食を大事にしていて。お仕事が忙しくなると、食事時間を切り詰めることが多くなり、パパっと短時間で済ませられる麺類や、移動の合間におにぎりをかじったりするだけになることも増えてしまいます。炭水化物ばかりで栄養バランスも悪いですし、なにより心が寂しくなる。だから、せめて朝食だけは手作りして、自分の体と心にいいものを与えたいんです。

とはいえ、朝の時間ってとても貴重ですよね。炊飯器の高速炊きスイッチを入れて、ご飯が炊きあがるまでの29分が勝負(笑)。その間に、野菜をたくさん取れるお味噌汁やサラダ、あえ物を作ったり、フレッシュなフルーツを取ったりすることも多いんですが、そんなとき、このボウルが大活躍。それに、このボウルを手に取ると、デビュー当時の初々しい気持ちがよみがえる。朝食作りにこのボウルを使うことで、その日のお仕事にわくわくした気持ちで臨めるんです。

ファーストアルバム発売から18年。このクッキングボウルは今も使い続けている。取材当日も、朝、このボウルを使ってパンケーキを作ってきたという
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