働き続ければ年金が毎年上積み 22年にも法改正

良男が会社の先輩との飲み会から帰宅しました。先輩は間もなく定年ですが今後も再雇用で厚生年金に加入して働く予定だそう。「厚生年金は長く加入するほど受け取れる額が増えるんだ。俺は70歳まで働くぞ」と、酎ハイを右手に高らかに宣言したそうです。

筧(かけい)家の家族構成
筧幸子(48)良男の妻。ファイナンシャルプランナーの資格を持つ。
筧良男(52)機械メーカー勤務。家計や資産運用は基本的に妻任せ。
筧恵(25)娘。旅行会社に勤める社会人3年目。
筧満(15)息子。投資を勉強しながらジュニアNISAで運用中。

良男 厚生年金をもらいながら働き続けると、年金は毎月どんどん増えていくの?

幸子 毎月計算し直すと大変だから、節目ごとにまとめて増やすのが現在の仕組みよ。年金は原則65歳からだけど、生年月日によっては60代前半も「特別支給」という年金があるわ。これをもらいながら働き続けても64歳までは金額は変わらず、65歳になった節目でそれまで働いた分が一挙に上乗せされるの。

良男 なるほど。じゃあ65歳以降はどうなの?

幸子 そのまま働き続けたとすると、やっぱり69歳までは65歳の時点と同じ受給額が続いて、70歳になった時点でもう一度計算して、また一挙に増えるというわけ。

 もし途中で働くのをやめちゃったらどうなるの。

幸子 辞めて1カ月がたったら、その時点で計算してそれ以降に増える仕組みよ。例えば63歳の11月末で退職すると、それまでの加入で増える分を反映して12月分から増額されるの。

良男 働き続けても、節目の年齢になるか、辞めるまでは年金が増えないのは残念だな。

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ビジネスパーソンの住まいと暮らし