株価が下がっても焦らない 2020年も経済成長に投資考えておきたいお金の話(3)

私が講演をするとき、投資初心者に「10年間に2回上げ相場と下げ相場があると覚悟したい」とアドバイスすることがあります。しかし、この10年についていえば、リーマン・ショック以降はおおむね上昇傾向となっています。

「長い目で見れば上がる」ことだけでなく、「いつかは下がる」ことを個人投資家は織り込んでおくべきだとと思います。

とはいえ、「機を見て売る」という話をするつもりはありません。むしろ長期投資を行う個人投資家は「いつかは下がる。しかしいつかは戻る」ところまで考えて投資と付き合っていくべきだということです。

リーマン・ショック後、東日本大震災という未曽有の大災害もあり、日本の株価は回復に何年もかかりました。しかし今はそのとき以上の株価水準にあります。経済が生きている限り、いつかは回復するのです。

これは、含み損を抱えたとしても経済の回復を信じられるならば、「売らずに持ち続け、回復を待つ」選択肢もあるということです。

あなたのスタンス、投資なのか投機なのか

今までの個人投資では「買う」「売る」をもっぱら繰り返すことで増やすイメージがありました。しかし、「長期保有」による投資を行う場合、最終的に投資元本がどれだけ増えるか、売買頻度は低くても最終的な投資効率が高まる方法はないかを意識すべきだと思います。

このとき欠かせないのは「経済成長に投資をする」という意識を持つことです。長い目で見ると、世の中にいろいろなイノベーションが生じ、社会が豊かで便利になることにより、企業は成長し、投資家はリターンを得ることができます。そう信じられるなら、私たちは「長期・積み立て・分散」投資を継続するだけで収益を手にできるでしょう。

しかし、あなたがもし「短期的な見立て」で株式投資をするのであれば、日々マーケットをチェックしながら売買判断を繰り返していく必要があります。2020年にマーケットの潮目が変われば、それにも対応しなければいけません。

軽い気持ちで投資に手を出している初心者は、そろそろ自分のスタンスを整理しておくべき時期が近づいているのかもしれません。

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