全銘柄をチェック 優良な中小型・IPO銘柄を発掘

「日経ヴェリタス」創刊以来の名物コラム。毎回1人の個人投資家を取り上げ、その人の投資歴の泣き笑いを赤裸々に紹介しています。
今回はキリンさん(38)。高校野球マニアの兼業投資家。主催する「神戸投資勉強会」では企業のIRセミナーも企画。

2015年~

キリンさん 投資には日々の勉強が欠かせない

もともと株式投資に関心があったが、株式売買に関して仕事上の制約があった。それが解消したタイミングで投資をスタートした。元手は約200万円で、初めて買ったのはインターネットの掲示板を見て気になったセブン銀行(8410)。しかし買ったタイミングが上場来高値でまさに“高値づかみ”だった。大きな含み損を抱え、損切りを余儀なくされた。勉強してから投資する重要性を痛感した。

16年~

「会社四季報」などをようやく読み始めた。ほぼ全銘柄に目を通し、業績がしっかり伸びている中小型株に狙いを定め、PER(株価収益率)で割安な銘柄を選んで投資するようにした。ソフトウエアの受託開発を手掛けるシステム情報(3677)や、住宅販売のケイアイスター不動産(3465)などを買った。株式相場の地合いが良かったこともあり、年間リターンで約60%を稼ぎ、初年度の負けを取り戻した。段階的に入金しながら、17年ごろには資産が1000万円を突破した。

18年ごろ~

新規株式公開(IPO)銘柄を対象とした「セカンダリー(流通市場)投資」に注目する。IPO銘柄は資金循環が旺盛で事業内容が良い企業は評価されやすい。ニッチ(隙間)な分野で成長を続ける優良銘柄も目立ち、中長期的な株価上昇も見込める。中古車業者向け自動車ローンのプレミアグループ(7199)や、企業のプロジェクト管理を支援するマネジメントソリューションズ(7033)などを買った。

19年~

成長株投資を続けながら、日本たばこ産業(2914)や三菱商事(8058)といった高配当株も組み入れており、一定のインカムゲインも意識している。ツイッターで個人投資家を募り、勉強会の運営も始めた。今後は年間2ケタのリターンを積み上げ、将来的には「億り人」に仲間入りしたい。

[日経ヴェリタス2019年12月8日付]

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