有休とって在宅勤務も 20年は稼ぎ方の壁が崩れる考えておきたいお金の話(2)

写真はイメージ=123RF
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今月のマネーハックのテーマは「2020年のお金の問題で考えておきたいこと」です。今週は「働き方・稼ぎ方」を取り上げたいと思います。

有休取得「空気は読まない」、世界的にはまだ低い

今年は「有給休暇の計画的取得」について、多くの会社員が意識した年だったと思います。働き方改革の流れの下、社員の有休の確実な取得を企業に求めるようになったからです。

日本は世界的に有休取得率が低いといわれています。旅行予約サイトのエクスペディアの調べによると、日本の有休取得率は50%で、3年連続最下位だったそうです。

有休についての調査をいくつか見ていると、「他人が取得するのは理解できるが、自分が取るのは気が引けるという空気」があるように感じました。インターネット接続大手のビッグローブの調べでは、有休取得をためらう理由として「職場に休める空気がないから」が24.8%でした(2019年調査)。これでも前回(2017年)調査より減少したのですが、まだまだ要因となっているようです。

今年は有休取得を促す取り組みが企業に求められるようになりました。企業によっては夏期休暇時などに連続して取得してもらうようにすることもあるようですが、「休める空気」は徐々に醸成されてきたように思います。

個人にとっては、有休を活用することは、自分自身の「時給」を上げる一つの取り組みでもあります。土日が104日、祝日が16日、年末年始休暇が5日とし、土曜の祝日などを考慮しなければ、年間の勤務日数は240日になります。あなたの年収を240日で稼ぐか、有休をフルに取得し220日で稼ぐかの違いだけで、9%くらい時給が変わるインパクトがあると考えてみてはどうでしょうか。

有休は未使用のまま時効がきても、会社は買い取ってくれるわけではありません。ぜひ、2020年は「空気は読まず」、しかし同僚や上司とは相談の上で、計画的に有休を取得してみてください。

半日休暇を子どもとの時間に使ってみるのもいいでしょう。リフレッシュした時間は精神的な安定をもたらしますし、仕事の生産性の向上・回復にもつながるはずです。