【写真はこちら】極細0.28ミリ 新ジェットストリーム納富廉邦のステーショナリー進化形

2019/12/25
2019年後半に登場したジェットストリームの新モデルは、「滑らかである」ことの先を見据えた筆記具だった(左の4本が「ジェットストリームエッジ」、右の3本が「ジェットストリームプライム 回転繰り出し式シングル」)
2019年後半に登場したジェットストリームの新モデルは、「滑らかである」ことの先を見据えた筆記具だった(左の4本が「ジェットストリームエッジ」、右の3本が「ジェットストリームプライム 回転繰り出し式シングル」)

三菱鉛筆の「ジェットストリーム」は、発売から13年を数え、今や日本を代表する油性ボールペンの一つとして、多くの人に当たり前のように使われている。当たり前になりすぎて、まるで油性ボールペンというのは、こんな風に滑らかにスイスイ書けるものだと思ってしまうほどだ。ジェットストリーム以前の油性ボールペンは、本当に書き味は重く、ペン先は紙のくずを巻き込んでダマになりやすく、水性ボールペンやゲルインクボールペンに比べると、書きやすさという点では大きく水をあけられていたということも、今や遠い過去の話のようになっている。

そのジェットストリームに新作「ジェットストリームエッジ」と「ジェットストリームプライム 回転繰り出し式シングル」が登場した。この2つはもはや「滑らかである」ことは当たり前のこととして、その先を見据えた製品になっているのが、とても面白い。現在のボールペンシーンをけん引する製品が、今、どんなふうに進化しているのかを、この2つの新製品に対する取材を元に、紹介したいと思う。

【記事はこちら】「超極細と自己修復 新世代ジェットストリーム開発秘話」

0.28ミリという細さを油性ボールペンで実現した「ジェットストリームエッジ」
「ジェットストリームエッジ」の開発を担当した永見氏。持っているのはジェットストリームエッジ
商品開発本部グループ長の岡本達也氏。「ジェットストリームエッジ」と「ジェットストリームプライム 回転繰り出し式シングル」両方の開発をリードした
デザインは製図用シャープペンシルを連想させる。「専門的なツール」という雰囲気を出したかったという
写真左:一番右が0.28ミリのボール。実物を見ると、その小ささに驚くはずだ 写真右:デザインは「細い文字を書くシーンを考えて、そこで使いやすくなるように」と考え進められたという。実際に字を書いてみると、ペン先の見やすさや書きやすさを実感できる
多少の擦り傷なら自己修復するという「ジェットストリームプライム 回転繰り出し式シングル」
購入したときの状態を保ちたいという人にとっては自己修復する機能はうれしいだろう。プレゼントするときの話題にもしやすいはずだ
「ジェットストリームプライム 回転繰り出し式シングル」の開発を担当した百田氏
左から担当製品を持つ岡本さん、永見さん、百田さん。三菱鉛筆本社のロビーで

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納富廉邦
佐賀県出身、フリーライター。IT、伝統芸能、文房具、筆記具、革小物などの装身具、かばんや家電、飲食など、娯楽とモノを中心に執筆。「大人のカバンの中身講座」「やかんの本」など著書多数。

納富廉邦のステーショナリー進化形バックナンバー(筆記具)
消耗品から「高級実用品」へ ボールペン、進化の秘密
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(写真 吉村永)

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