日経ARIA

「私は昔からインテリアはKartell (カルテル)やHALO(ハロ)が好きなんです。『これ』が欲しいというものがあるので、『それ』がヤフオクに出るまで待ちます。出ても高ければ、安い価格で出るまで待ちます」

たとえば、ブリキのダイニングテーブルやベランダのベンチ、ランプや椅子など、どれも「ヤフオク」で購入したというから驚き。

ヤフオクで落札したカルテルのライト。内側にトレーシングペーパーを挟むという一手間を。ライトを置いた椅子は1450円
ベランダのベンチもヤフオクで1100円で購入したお気に入り

選び抜いたほうが、ひとつひとつを十分に味わえる

ほどほどのところで妥協せず、本当に好きなものだけを選び抜く。鈴木さんの審美眼は決して、ブレることがない。

「そこそこのものがたくさんあるより、本当に好きなものだけに絞ったほうが、ひとつひとつを十分に味わえるから結局、お得な気がします。テーブルでもランプでも、妥協してほどほどのもので済ませてしまうと、毎日ちょっとずつ、そのことに頭を悩ませることになるから。でも、本当に欲しいものがみつかれば、その時点で、私はこの先、そのお気に入りアイテムがボロボロになるまでそのことについて一切考えずにすみます。だから、その方が効率的だし、やっぱりお得なんです(笑)」

鈴木裕美
演出家。1982年、日本女子大学在学中に「自転車キンクリート」を結成。「自転車キンクリートSTORE」を含め、ほとんどの公演を演出。2011年、個人ユニット「鈴木製作所」を立ち上げ、小劇場から大劇場、ストレートプレイ、ミュージカル、ダンスと多種多様なジャンルで精力的に活動している。第35回紀伊國屋演劇賞個人賞をはじめ受賞歴多数。7月25日から、鈴木裕美さん演出の話題の舞台『フローズン・ビーチ』(ケラリーノ・サンドロヴィッチ作)が全国公演スタート。

(文 砂塚美穂、写真 花井智子)

[日経ARIA 2019年7月24日付の掲載記事を基に再構成]

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