変だな?AIが感知 「おひとりさま」見守りサービス

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 孤独死に対応した保険も発売されている。アイアル少額短期保険(東京・中央)の「無縁社会のお守り」の対象は、居室内での孤独死などにより損害が発生した場合、原状回復費用として1事故につき最高100万円の保険金が支払われる。また、死亡事故が発生した部屋を次の入居者に貸すまでに空室が生じたり、家賃を値引きせざるを得なかったりした場合、200万円を限度として、家賃保証保険金が支払われる。

 保険金を葬祭業者に直接支払うサービスもある。少額短期保険会社サン・ライフ・ファミリー(神奈川県平塚市)は、40歳から84歳まで加入できて保障が95歳まで続く葬儀保険「ご葬儀サポートプラン」を扱う。5つの告知条項に該当しなければ入れる保険で、例えば、入院中ではないことや3か月以内に入院をすすめられていないことのほか、過去にがんや脳疾患、心臓疾患などにかかっていても、治療が終わってから5年以上が経過していれば加入できる。

 保険金は通常、受取人が請求して受け取るが、同社では保険金を直接葬祭業者に支払うこともできる。子供がいないなど、葬儀が不安な人には安心できる仕組みだ。

単独世帯の割合、2040年には39%に

 国立社会保障・人口問題研究所の試算では、総世多数に占める単独世帯の割合は2040年には39.3%まで増える見通し。今は配偶者がいてもいつかはおひとりさまになる可能性がだれにもある中、本人や家族らがこうしたサービスがあることを覚えておくと、いざというときに心強い味方になるだろう。

 一方、手厚いサービスを受けようとすると、それだけ費用もかさむ。また、見守りサービスは業種としては草創期ともいわれ、今後さらに優良なサービスを安価で受けられるようになる可能性もある。業者やサービス内容を選ぶには慎重な姿勢が欠かせない。

(ファイナンシャルプランナー 畠中雅子)

[NIKKEIプラス1 2019年12月7日付]

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