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値引き減ったスマホ料金 実はネットサービスでお得に

佐野正弘のモバイル最前線

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NIKKEI STYLE

NTTドコモは同社の新料金プラン「ギガホ」の契約者に対し、「Amaznoプライム」を1年間、無料で利用できるサービスを2019年12月1日から提供を始めた。このように、携帯電話の料金プランとセットにすることで、有名なインターネットサービスをお得に利用できる取り組みが増えている。携帯大手3社のお得な料金・サービス連携施策を改めて確認してみよう。

「Amazonプライム」が1年無料に

スマートフォンの大幅値引きが行政によって規制された一方、期待された激しい料金競争は起きておらず、スマホの値引きが少なくなった分、料金が高くなったように感じている人もいるかもしれない。

だが実は携帯電話会社は、通信料や端末代とは異なる形で、お得なサービスの提供に力を入れるようになってきている。その代表例が、11月26日にNTTドコモが発表した「ドコモのプランについてくるAmazonプライム」である。

これは、NTTドコモが6月に提供を始めた新料金プランのうち、大容量通信ができる「ギガホ」を契約している人であれば、アマゾンジャパンが提供する有料会員プログラム「Amazonプライム」を、1年間無料で利用できるというもの。開始当初からしばらくは、容量が少ない人向けのプラン「ギガライト」契約者にも、同様のキャンペーンを実施するという。

Amazonプライムは単体で契約すれば1年当たり4900円、あるいは月額500円。配達日時の指定が無料でできるなどアマゾンでの買い物でさまざまな優遇が受けられるのに加え、動画配信サービス「プライム・ビデオ」など豊富なコンテンツも利用可能になることから、非常にお得なサービスとして知られている。それがNTTドコモユーザーであれば、当面は新料金プランに切り替えさえすれば1年間無料で利用できるというのだから、NTTドコモユーザーにとっては耳寄りなサービスだ。

実はNTTドコモはもう1つ、12月1日から「『ギガホ』『ギガライト』&『ディズニーデラックス』セット割」キャンペーンもスタートしている。こちらは新料金プランのいずれかと、NTTドコモがウォルト・ディズニー・ジャパンと共同で提供している動画配信サービス「Disney DELUXE」を同時に契約することで、12カ月間Disney DELUXEの月額料金(700円)と同額の割引が受けられるというものだ。

アマゾンとディズニーの両方のキャンペーンを同時に適用することもできる。合計で1万3300円得になる計算だ。

個別契約よりお得なauの「Netflixパック」

他の2社も、似たようなサービスやキャンペーンを提供している。特に力を入れているのがKDDI(au)だ。

KDDIは、2018年に米ネットフリックスと提携し、動画配信サービスの「Netflix」と、KDDIの動画配信サービス「ビデオパス」、そして携帯電話の料金をセットにしてお得に利用できる料金プランを提供している。現在セットで利用できるのは「auフラットプラン25 NetflixパックN(シンプル)」と「auデータMAXプラン Netflixパック」の2つで、双方の主な違いは毎月のスマホ上でのデータ通信量が一方が25ギガ(ギガは10億)バイト(GB)、もう一方が無制限であることだ。

どの程度得になるのかを確認してみよう。まず、auフラットプラン25 NetflixパックN(シンプル)の料金は月額7320円であり、この中には「Netflix ベーシックプラン」(月額800円)と「ビデオパス(見放題プラン)」(月額562円)が含まれている。実質的な携帯電話の料金だけを考えれば月額5958円となる。これに近いプランでは通信量が5GB少ない「auフラットプラン20N(シンプル)」の料金が月額6170円。5Gバイト増えて実質料金が安いからかなり得である。

よりお得感が高いのがauデータMAXプラン Netflixパックだ。こちらの月額料金は8050円であり、同じくデータ通信量が無制限の「auデータMAXプランPro」(月額9150円)と比べ、Netflixなどがセットになっているのにむしろ安くなっている。その代わり、テザリングや国際ローミング時のデータ通信量が毎月2GB(auデータMAXプランProは毎月20GB)までと制限がきつくなるが、それらをあまり利用しないのであれば選ばない理由がない。

なおKDDIはもう1つ、2019年からauブランドの4G対応スマホ利用者に対し、アップルの音楽配信サービス「Apple Music」(月額980円)加入で6カ月無料で利用できるキャンペーンも実施している。こちらは当初、適用するにはスマホの購入が条件となっていたのだが、現在は対象となる料金プランを契約していれば誰でも適用できる。Apple MusicはiPhoneだけでなくAndroid端末でも利用できるし、合計すれば5880円得になることから、auのスマホ利用者は大いに活用すべきだろう。

ソフトバンクユーザーは「Yahoo!プレミアム」が無料

ソフトバンクは2019年にヤフーを子会社化し、ポータルサイトの「Yahoo! Japan」との連携に力を入れている。その中でもメリットが大きいのが、ソフトバンクあるいはワイモバイルを契約していれば、Yahoo! Japanの有料会員サービス「Yahoo!プレミアム」のサービスが無料で利用できることだ。

Yahoo!プレミアムを契約すると、「Yahoo!ショッピング」や「LOHACO」などで買い物をすると「Tポイント」が獲得できたり、決済サービスの「PayPay」で利用できる「PayPayボーナスライト」による5%の還元が受けられたりするなど、ショッピング系のサービスに多くの特典がある。それに加えて、バスケットボールの「Bリーグ」の試合を配信する「バスケットLIVE」や、雑誌や漫画の読み放題サービスが利用できるなど、いくつかのコンテンツ・サービスも無料で利用可能だ。

このYahoo!プレミアムは通常月額462円で提供されているのだが、ソフトバンク・ワイモバイルの利用者であれば期間制限なく無料で利用できることから、合計すると毎年5544円得になる計算になる。Yahoo! Japanのサービスを多く利用している人なら非常にお得感が高い。

2019年11月18日には、ヤフーを傘下に収めるZホールディングスと、国内で多くの利用者を持つメッセンジャーアプリ「LINE」を提供するLINE社が経営統合を発表している。将来は、ソフトバンクの契約者がLINE関連のサービスで優遇が受けられるキャンペーンなども展開されるかもしれない。

携帯電話会社がこうした施策に力を入れるようになったのには、これまで契約者獲得の武器となっていた、スマホの大幅値引きが規制によってできなくなったことが影響していると考えられる。それだけ、携帯電話各社は今後一層、料金プランとサービスのセットでお得になる施策を次々と展開してくるだろうし、ユーザーの側もお得さを得るためには、そうした情報を見逃さないことが重要になってくるだろう。

佐野正弘
 福島県出身、東北工業大学卒。エンジニアとしてデジタルコンテンツの開発を手がけた後、携帯電話・モバイル専門のライターに転身。現在では業界動向からカルチャーに至るまで、携帯電話に関連した幅広い分野の執筆を手がける。

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