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本格江戸前ずしを4千円ランチで味わう 東京・銀座

2019/12/9
かつて「江戸前」と呼ばれた地域である羽田沖で捕れた「穴子」

「一人前」の宴もたけなわ、正真正銘の江戸前ずしの登場だ。かつては「江戸前」と呼ばれたエリアである羽田産の「穴子」。ふわっとした食感に、思いのほかさっぱりしたタレをまとう。

「『新富寿し』では創業以来、煮汁を加えて継いできたたれを使っていました。うちもそのように継いでいきますが、まだまだこれからです」

「玉子焼き」はエビのすり身を加え、甘みはひかえめ

「玉子焼き」はエビのすり身を使い、巻いていない伊達(だて)巻きのよう。ふんわり口どけがよく、ひかえめな甘みで後味も優しい。

最後のひと品は「かんぴょう巻き」。山本海苔店の厚くて磯の香りの濃いノリでシャリとカンピョウを巻く、インパクトの強い巻物だ。

カンピョウは2~3時間じっくりと軟らかく煮て、砂糖としょうゆとみりんを加えて煮詰める。「玉子焼き」とは反対にしっかり甘辛く、これをつまみにさらに酒が進むかも。

日本酒は中央区・茅場町の老舗酒屋今田商店に相談し、えりすぐりを数種常備する。「たまたま今田商店さんの方がうちのお客さんで、すしに合う日本酒や季節に合ったおいしいものをお願いすることにしたんです」

「一人前」を楽しんだら、次に来店するときには、好きなネタを順番も個数も自由に注文する「おこのみ」がいいだろう。

冷蔵ケースのないカウンターには、氷を敷いた木箱にネタが並ぶので、横目でのぞきながら貝類やシメサバなど「一人前」には入らなかったネタも味わいたい。

三橋さんは火曜夜から水曜が休み。その間は「新富寿し」時代の先輩で、厨房で仕込みを担当する三井勉さんが握るので年中無休の営業がかなう。

「江戸前ずしは江戸時代のファストフード。『何かつまませて』といつでも立ち寄ってください。おこのみで2~3貫、酒1合でサクッと20~30分。そんな風に使ってくださっても」と三橋さんは語る。

一見(いちげん)にはハードルが高い銀座のすし店。そんな印象を拭ってくれる庶民の味方だ。

<メニュー>

一人前(平日のみ11:30~15:00 にぎり)4000円 / おまかせ にぎり(にぎり10貫)8000円 / おまかせ 刺身 にぎり(お通し、刺し身、にぎり) 1万2000円~※価格は税別。

銀座 鮨 み富
住所:東京都中央区銀座5-10-11 川島ビル2F
電話:050-3477-5257
営業時間:11:30~21:30
定休日:無休
公式HP:http://mitomi-sushi.com
※上記は取材時点での情報です。現在は異なる場合があります。

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