成海璃子 物心がつく前からカメラの前に立っていた恋する映画『ゴーストマスター』でアクションに初挑戦

まだまだこれからの自分が楽しみ

――女優としてデビューされてから約20年となりますが、これまでを振り返ってみてどのように感じていますか? 

成海:いままでもおもしろい経験をたくさんできたと思いますが、むしろ「これからでしょ!」と思っています。いまは、これからの自分のほうが楽しみです。

――作品選びで大切にしていることがあれば、教えてください。

成海:まずは脚本がおもしろいこと。それが私にとっては、一番重要なことですね。そういう意味では、今回の作品も不安な部分はありましたが、「これは絶対におもしろくなる」と思えたので、参加したいと言えたところはありました。

――女優を続けるうえで、やりがいを感じる瞬間や原動力は何ですか?

成海:私は仕事をしている自分が好きなんだと思います。子どもの頃からいままでずっと続けてこられたことですし、それ以外に自信を持てることもないですから。あとは、昔よりもいまは仕事をより楽しめるようになったので、「どんなことでも楽しもう!」と考えるようになりました。

――昔は悩むことが多かったということですか?

成海:悩むということではなく、物心つく前からカメラの前に立っていたので、それが当たり前になりすぎて、いろんなことに感動しなくなっていた時期があったんだと思います。特に何かきっかけがあって変わったわけではないですが、ここ数年は自分のなかでも「すごく楽しいな」と漠然と感じているところです。おそらく、自分の演技だけを考えるのではなく、「作品を作る」というもっと全体的なところに意識が向くようになったからかもしれません。

――今後どのような作品に参加したいと思っていますか?

成海:ラブストーリーにあまり挑戦したことがないので、そろそろやってみたいですね。しっとりとした大人の恋愛でもいいですし、ラブコメディーでも、王道のストーリーでもいいので、そういう役を演じてみたいなと思います。

――忙しい生活のなかで成海さんにとって癒やしの時間を教えてください。

成海:特別な趣味とかはないですが、まずはいい映画を見ることですね。気分転換になりますし、モチベーションも上がりますから。あとは、おいしいものを食べたり、おいしいお酒を飲んだりして楽しい時間を過ごすのが、私には大事な時間です。

『ゴーストマスター』

映画『ゴーストマスター』(C)2019「ゴーストマスター」製作委員会
監督:ヤング ポール 
出演:三浦貴大、成海璃子
板垣瑞生、永尾まりや、原嶋元久、寺中寿之、篠原信一
川瀬陽太、柴本幸、森下能幸、手塚とおる、麿赤兒
脚本:楠野一郎 ヤング ポール  
主題歌:マテリアルクラブ「Fear」
配給:S・D・P
12月6日(金)新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー
(C)2019「ゴーストマスター」製作委員会


【ストーリー】
低予算の「壁ドンキラキラ映画」の現場で、主演俳優が壁ドンする意味について悩み始め、撮影が中断してしまう。そんな状況にいら立ったスタッフが次々と仕事を放棄するなか、駆けずり回っていたのは、名前だけ一流の気弱な助監督・黒沢明。しかし、事態は収拾のつかない方向へと進み始めていた。もはや地獄と化した現場で、黒沢は女優の渡良瀬真菜らとともに戦うこととなるのだが……。

(ライター 志村昌美、写真 小川拓洋)

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