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成海璃子 物心がつく前からカメラの前に立っていた

恋する映画『ゴーストマスター』でアクションに初挑戦

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NIKKEI STYLE

海外の映画祭に次々と出品され、「究極の映画愛が詰め込まれた作品」として注目を集めている最新作『ゴーストマスター』が12月6日より公開されている。本作は、「ある低予算映画の現場」を舞台に繰り広げられており、ホラー、コメディー、恋愛、アクションなど、ジャンルの垣根を越えた展開が魅力の話題作。

今回、「現場で奮闘する助監督」役の三浦貴大さんとともにダブル主演を務めたのは、子役時代から数々の作品で着実にキャリアを積み重ねている成海璃子さん。「劇中で撮影されている映画に出演する女優・渡良瀬真菜」役を演じ、見事なアクションも披露している。そんな新たな一面を見せる成海さんに、撮影秘話から女優としての原動力などについて語ってもらった。

脚本からエネルギーをすごく感じた

――まずは、最初に脚本を読まれたときの印象とオファーを受けようと思った理由を教えてください。

成海璃子さん(以下、成海):この作品は脚本を読んだだけではほとんどのシーンが想像できなかったのですが、エネルギーだけはすごく伝わってきたのです。自分の役に関していうと、後半にあるアクションのシーンはきっといいシーンになると確信したので、演じてみたいと思うようになりました。

――今回演じた渡良瀬真菜は、成海さんと同じ女優という役どころでもありましたが、演じるうえで意識したことはありましたか?

成海:彼女は、父親が有名なアクション俳優という設定で、最初はあまり覚悟を持って仕事をしているわけではありませんが、後半で覚醒するんですよね。この役にとってはその瞬間が重要なシーンだと思ったので、そこでは爆発するような意識を持って演じました。アドリブのセリフを入れている方もいらっしゃいましたが、私に関しては細かいところまで指示があったのでほぼ脚本通り。とはいえ、わからないことも多かったので、その都度監督に確認するようにはしていました。

――本作は見たことのないような映画になっていると思いましたが、現場でもこれまで味わったことのない演出などはありませんでしたか?

成海:撮影の手法としてですが、今回は逆回転で撮影するシーンがいくつかあり、それは初めての経験でした。たとえば、目玉が飛んできて三浦さんの顔にくっつくという場面では、くっついているところから目玉が離れるという順番だったので、最初に驚いた表情からもとに戻すという逆のリアクションをしています。現場でもみんなで爆笑しながらの撮影でしたが、それはすごく楽しかったですね。そんなふうに、他の現場ではあまりやらないようなシチュエーションは今回多かったと思います。

恐れずに何でもできる自分に気が付いた

――そのなかでも、普段アクションのイメージがない成海さんのアクションシーンは見どころのひとつでしたが、実際に挑戦されてみていかがでしたか?

成海:難しかったですね。いままで全然縁がありませんでしたが、不思議なことにこの作品の次に撮影した作品でもアクションシーンがありました。そういう意味でも、去年はいままで自分が通ってこなかったことや新しい経験をする年だったので、充実していたなと改めて感じています。自分がアクションに向いているとは思わないですが、未経験のことでも恐れることなく、何でもできるんだなということには気が付くことができました。

――本作には個性豊かなキャストの方々がそろっていますが、そのなかでも一緒に主演を務められた三浦貴大さんの印象はいかがでしたか?

成海:三浦さんはどんなときでも一定のテンションでいつも変わらないですし、イライラしている姿も見たことがないくらいすごく頼れる存在だと思いました。最初から最後まで一緒だったのは私と三浦さんだけでしたが、何でも話すことができたので心強かったです。

――現場で大変だったことはどんなことですか?

成海:今回はちょうど夏の時期だったので、とにかく暑さが過酷でしたね。しかも、撮影場所が廃校だったので、クーラーはないですし、特殊メイクをしながら、走り回っていたので、本当に大変でした。

映画はジャンルではなく監督や俳優で選ぶ

――また、この作品には『死霊のはらわた』や『悪魔のいけにえ』といった数々のホラー作品へのオマージュも込められていますが、映画に造詣の深い成海さんが好きな作品はありますか?

成海:私はあまりホラーを見ないほうですが、そもそもジャンルで選ぶというよりも好きな監督や俳優で選ぶことが多いですね。たとえば、デヴィッド・クローネンバーグ監督が好きなので、初期のものまでさかのぼって作品を見ています。そんなふうに、一度好きになると、どんどんと追いかけていく傾向にありますね。

――影響を受けている俳優はどなたかいますか?

成海:作品を見た時点で、何かしらの影響は受けているとは思いますが、それが自分の役作りに何かをもたらしていると感じることはないですね。私はジム・キャリーの大ファンですが、純粋に彼の作品を楽しんでいるだけなので。

――最近ご覧になった作品で印象に残っているものはありますか?

成海:やっぱり『ジョーカー』ですね。ホアキン・フェニックスも好きな俳優ですが、この作品は映画館の大画面で体感してよかったと思う映画でした。

まだまだこれからの自分が楽しみ

――女優としてデビューされてから約20年となりますが、これまでを振り返ってみてどのように感じていますか? 

成海:いままでもおもしろい経験をたくさんできたと思いますが、むしろ「これからでしょ!」と思っています。いまは、これからの自分のほうが楽しみです。

――作品選びで大切にしていることがあれば、教えてください。

成海:まずは脚本がおもしろいこと。それが私にとっては、一番重要なことですね。そういう意味では、今回の作品も不安な部分はありましたが、「これは絶対におもしろくなる」と思えたので、参加したいと言えたところはありました。

――女優を続けるうえで、やりがいを感じる瞬間や原動力は何ですか?

成海:私は仕事をしている自分が好きなんだと思います。子どもの頃からいままでずっと続けてこられたことですし、それ以外に自信を持てることもないですから。あとは、昔よりもいまは仕事をより楽しめるようになったので、「どんなことでも楽しもう!」と考えるようになりました。

――昔は悩むことが多かったということですか?

成海:悩むということではなく、物心つく前からカメラの前に立っていたので、それが当たり前になりすぎて、いろんなことに感動しなくなっていた時期があったんだと思います。特に何かきっかけがあって変わったわけではないですが、ここ数年は自分のなかでも「すごく楽しいな」と漠然と感じているところです。おそらく、自分の演技だけを考えるのではなく、「作品を作る」というもっと全体的なところに意識が向くようになったからかもしれません。

――今後どのような作品に参加したいと思っていますか?

成海:ラブストーリーにあまり挑戦したことがないので、そろそろやってみたいですね。しっとりとした大人の恋愛でもいいですし、ラブコメディーでも、王道のストーリーでもいいので、そういう役を演じてみたいなと思います。

――忙しい生活のなかで成海さんにとって癒やしの時間を教えてください。

成海:特別な趣味とかはないですが、まずはいい映画を見ることですね。気分転換になりますし、モチベーションも上がりますから。あとは、おいしいものを食べたり、おいしいお酒を飲んだりして楽しい時間を過ごすのが、私には大事な時間です。

『ゴーストマスター』

監督:ヤング ポール 
出演:三浦貴大、成海璃子
板垣瑞生、永尾まりや、原嶋元久、寺中寿之、篠原信一
川瀬陽太、柴本幸、森下能幸、手塚とおる、麿赤兒
脚本:楠野一郎 ヤング ポール  
主題歌:マテリアルクラブ「Fear」
配給:S・D・P
12月6日(金)新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー
(C)2019「ゴーストマスター」製作委員会


【ストーリー】
低予算の「壁ドンキラキラ映画」の現場で、主演俳優が壁ドンする意味について悩み始め、撮影が中断してしまう。そんな状況にいら立ったスタッフが次々と仕事を放棄するなか、駆けずり回っていたのは、名前だけ一流の気弱な助監督・黒沢明。しかし、事態は収拾のつかない方向へと進み始めていた。もはや地獄と化した現場で、黒沢は女優の渡良瀬真菜らとともに戦うこととなるのだが……。

(ライター 志村昌美、写真 小川拓洋)

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