浜辺美波 よく落とすスマホ、猫耳のケースで保護

思わぬ衣装と小道具に当惑した「屍人荘の殺人」

12月13日公開の出演映画は、今村昌弘さんのミステリー小説を、「トリック」の蒔田光治さん脚本、「99.9-刑事専門弁護士-」の木村ひさし監督のメガホンで映画化した「屍人荘の殺人」。浜辺さんは神木隆之介さんや中村倫也さんらと共演し、私立探偵の顔を持つ女子大生・剣崎比留子を演じている。

「お母さんがミステリー好きで、いろんな本を貸してもらって読んでいました。生徒の頃に好きだったのは、宮部みゆきさんの『ソロモンの偽証』。生徒たちの物語だったので、すごくリアルに感じられて。分厚かったけど、最後は『終わってほしくない』と思いながら読んでました」

「私はもともとミステリーが好きで、特にシュールコメディーというか、ちょっとキャラクターが濃い、子供でも見られそうなものが好きなんです。蒔田さんが手掛けられた『トリック』は、まさに私が子供のときからずっと見てきたドラマ。原作も好きなテイストだったので、この作品のお話をいただいたときはすごくうれしかったです。

原作の比留子は、神木さん演じる葉村くんをたぶらかすような言い方をする場面もあって、女性として少し好きでないところもありますが、脚本ではそれがちょっとおかしい、クセの強いキャラクターになっていて(笑)。だから私も、なるべく見る人に愛されるような、クセになるキャラクターにしたいと思いながら演じました」

「クセの強さ」が出ている要素が衣装。黒を基調としたゴシック・ファッションに身を包み、映画オリジナルな比留子を演じている。

「メークは、『賭ケグルイ』や『咲-Saki-』という作品でもご一緒した方。私の顔をよくわかっていらっしゃるので、(出演者の中で)一番年下の私を、みなさんに負けないような大人っぽい顔にしていただけたと思います。メイクや衣装でキャラクターを作り込まれていくと、自然と役へのスイッチが入りますね」

「原作では白いワンピースに麦わら帽子というイメージだったので、衣装合わせのときに黒い服を見てびっくりしました。『ああ、そういう感じなんだ!』と。そしてあれよあれよという間にゴシック系の服をたくさん着せられて、最後に異常に大きい槍を持たされて(笑)。原作からはあまり槍を持っているイメージを受けなかったんですけれど、まあ、槍があったら持つとは思うんですよ。命を狙われることになる物語なので。でもそれを持ち続けたままお芝居をするのがけっこう大変でした。重たいし、扉や電球によくぶつけちゃうし(笑)。

あと大変だったのは、セリフが多くて、いろんなトリックもちゃんと理解しなきゃいけないところ。でも、そこがミステリーの醍醐味。好きだったミステリーの世界に入れて、探偵役という一番憧れていたポジションでその世界に関われたというのが、うれしかったです。しかも『犯人はあなただ!』というようなお芝居もあって。最近、なかなかないと思うんですよ。犯人を指さして言う作品は(笑)。ミステリーの王道というか、王道過ぎるお芝居ができて、新鮮で楽しかったです」

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