デザインに浸るものづくり空間 自分の「物語」を探す

日経doors

ものづくりに浸ることができるカフェが増えている(写真はイメージ=PIXTA)
ものづくりに浸ることができるカフェが増えている(写真はイメージ=PIXTA)
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美しいデザインや創造性あふれるものに囲まれると、思考の幅が広がるような気持ちになりませんか。そこでデザイン心が刺激されるお店を紹介します。ふっと息を抜きたいとき、心の創作のドアを開けたいとき、こんな場所がきっとあなたの役に立つでしょう。

渋谷・道玄坂上にある「FabCafe(ファブカフェ) Tokyo」では、カフェとして飲食の利用はもちろん、店内に設置されたレーザーカッターや、3Dプリンターなどを使って、ものづくり体験ができます。本来ならば、企業や大学にあるような本格的なレーザーカッターなどが、カフェの中に置かれているのです。英語の飛び交う店内の雰囲気は、世界7つの国と地域10拠点に展開するFabCafeならでは。

ものづくり初心者はデザインに触れ、ものづくりのエッセンスを体験し、上級者は自分の作ったアートやデザインを形にできます。しかも、おいしいコーヒーを飲みながら……。

FabCafe Tokyoの入り口。奥のスペースに広々とした客席があり、ものづくり体験もそこで行う。右側の立っている人物がいるところにレーザーカッターがあり、動く様子を見られる

というわけで、さっそく体験! 初心者でも気軽に楽しめる「Fab体験プラン」の中でも、もっとも短時間で、気軽にできそうな「Key charm」作りに挑戦してみます(事前予約制。空きがあれば予約なしも可)。

なんと、こちら、1個800円で体験ができます(材料費込み。デザイン持ち込み&事前相談する場合はプラス1000円。体験時間は約20分でデザインの時間は含まない)。

あらかじめ用意された木のプレートと革のベルト。完成品サンプルもあるので出来上がりイメージが湧く
選べるプレートとベルトはそれぞれ4種類以上を常備(仕入れ状況によって変わる)。筆者は円形(右下)と白いベルト(上、右から2番目)を選びました。カップルで作る人たちが多いとのことで、女性に人気のプレート色は赤みのあるもの、ベルトの色はキャメルや白だそう

世界に一つだけのタグづくりに挑戦

さて、何を作ろうか……。ちょうど愛犬の誕生日を迎えたばかりだったので、プレゼントとして「迷子札」を作ることに。愛犬の名前と、電話番号を入れれば、首輪に付けるネームタグにピッタリです。紙の上に、Myオリジナルメッセージを入れる瞬間に、テンションが上がります。

用意された紙にその場で自分の好きなメッセージ(数字も可)を入れる。細かなデザインや位置にこだわりたい人はiPadを借りて描いたり、用意したデータを持ち込んだりもできる。あまり複雑だと、プレートの材質によってはうまく再現できない場合もあるそうなので注意
Fabクルーの一人でアーティストの神楽岡久美さんが、筆者が紙に書いたデザインを基にPC上でレイアウト。フォントは「かっこいい感じに」「手書き風に」などと表現すると選んでくれる。FabCafe Tokyoのウェブサイトに使用できるフォントが表示されているので、事前に調べておくとよい
プレートをレーザーカッターにセットする。レーザーカッターはPCに接続されており、転送された下絵データを基に表面に加工する。彫りの深さも12通りから選べる。深い彫りのほうがはっきりとした仕上がりになるようだ