紙針・回転・ガイド付き 個性派ホチキスを一気に紹介納富廉邦のステーショナリー進化形/ホチキス最前線(下)

ハリナックスプレス/紙を傷つけない針なし

コクヨ「ハリナックスプレス」(1100円+税)。紙に穴を開けず、外すことも簡単にできる針なしホチキス。この方式も100年くらい昔からあるのだが、この製品で身近になった

通常、針なしホチキスは紙に穴を開けて、その紙を使って書類をとじる。だが書類に圧力をかけながらヒダを寄せるようにして紙をとじるタイプの製品もある。その代表が、やはりコクヨの「ハリナックスプレス」だ。

従来の針なしホチキスのように書類に穴を開けることもなく、しっかりとじられて、しかもキレイに外すこともできる。とじられる枚数は最大で5枚程度と、5年前に発売されたときのままだが、それでも数枚をとじるのに、書類を破損しないというのは、針式のホチキスにもないメリット。今後の進化が待たれるジャンルだ。

こんな風に、紙にギャザーを寄せてとじる。これでけっこうしっかりとじられるから面白い。このとじた部分を上からこすると、キレイに外すことができる

P-KISS/「針を紙にする」新発想

左:マックス「P-KISS20」(1万8800円+税)。最大20枚とじられる。右:マックス「P-KISS10」(7800円+税)。最大10枚とじのコンパクトタイプ

ホチキス業界をけん引するブランドであるマックスが、針なしホチキスの分野で出した答えが「P-KISS」。針を紙で作ってしまったのだ。

紙の針を使って紙をとじるという発想は、従来の針なしホチキスとは全く違う発想のもの。公式サイトには「金属針のように、しっかりと。針なしホッチキスのように、安全に。」と書かれているが、正に、それを実現した製品なのだ。

この製品がすごいのは、基本的に従来の針を使ったホチキスと使い方が変わらないところだ。金属の針に比べれば、多少穴は大きく開くけれど、通常の針なしホチキスのように、大きな穴を開けるようなことはないし、とじた後の見た目も金属針式のものに近い。

写真左が紙針(800円+税)。書類の破損を最小限に抑えつつ、紙の針でとじる新方式。かなりしっかりとじられて、安心感もある

もちろん、紙の針を装填して使うため、針がなくなれば補充は必要だが、とじた状態での信頼性は、従来の針なしタイプの比ではない。

しかも、現在では「P-KISS20」を使えば最大約20枚までとじられる。コンパクトタイプの「P-KISS10」でも10枚までとじることができる。カッターで紙に穴を開けると同時に紙の針を差し込む構造も面白く、思わず、いろいろとじてしまう楽しさもある製品だ。

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ホッチくる/書類の中とじも簡単
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