ダイバーズウォッチは、時計市場を牽引する存在。水圧に抗うタフでマッチョな大型ケースは、コンサバな紺ブレ・スタイルにも、実は良く似合う。
タフな時計を手元に見せ、懐古的なコンサバを打破
ジェームズ・ボンドのおかげでダイバーズウォッチはカジュアルにもスーツにも合わせられるオールマイティな時計との、お墨付きを得た。しかし映画公開当時と比べ、多くのダイバーズウォッチは大型化している。映画でボンドはロレックスのサブマリーナーをワイシャツの袖口に入れていたが、大型ダイバーズは収まりきらない。ならばいっそ堂々と隠さず、手元に見せてしまうのが正解。コンサバティブなネイビーブレザーに合わせれば、大人しく無難なコーディネートがグッと力強さを増す。
しかもご覧の通り、ダイバーズウォッチと紺ブレとは相性がいいのだ。そもそもシングルのブレザーは別名スポーツジャケットと呼ばれるように、スポーツ選手の制服として多用されている。ヨットレースのアフターパーティでも、紺ブレはよく着られる。スポーティで海と関係もあるから、ダイバーズウォッチを着けても違和感がない。外観が似通いがちなので、個性が強いモデルを選んで、コンサバな雰囲気をより強く打破したい。
【 「型破りの流儀」具体策 】
装い上手なコンサバ打破には個性顔ダイバーズ

■GRAND SEIKO/グランドセイコー スポーツコレクション SBGH255
切り立ったベゼルやダイヤルのパターンがタフさを印象付ける。4時位置のリューズが個性的。ハイビートの自動巻きムーブ搭載ながら、チタンケースにより装着感も優れる。見やすい大型針は、ダイバーズならでは。600m飽和潜水防水。自動巻き。径46.9mm。ブライトチタンケース&ブレスレット。 100万円(グランドセイコー専用ダイヤル)

【 「大振りダイバーズウォッチ」の基本コーデはこちら 】
ボリューミィな冬コーデに負けない存在感
スエードのブルゾンや厚手のタートルなど、冬のカジュアルはボリューム感が出がち。しかし大型のダイバーズなら、服に負けない。高い防水性能や耐久性は普段使いにも心強く、視認性にも優れる。カジュアルに似合うだけではなく、カジュアルに使えるのも大型ダイバーズの魅力だ。


THE NIKKEI MAGAZINE 4月誕生!
Men's Fashionはこの4月、あらゆるビジネスパーソンに上質なライフスタイルを提案するメディア「THE NIKKEI MAGAZINE」に生まれ変わります。限定イベントなどを提供する会員組織「THE NIKKEI MAGAZINE CLUB」も発足します。先行登録はこちら