就職面接を左右 志望動機は採用者のニーズを盛り込め(2)志望動機編

2019/12/6

元お笑い芸人で、現在は人材研修などのコンサルティングを手掛ける中北朋宏さんが講師役となって、就活生に面接の極意をフィードバックする連載「面接道場」。第2回のテーマは志望動機だ。就職面接の定番質問だが、業界や企業の理解度も問われ、うまく説明できないと悩む学生も多い。




今回、挑戦するのは都内の大学院生で、コンサル企業を志望する男子学生Bさん。すでにインターンの面接をいくつか受けているが、「話が長いせいか、面接官の反応があまり良くない」という。中北さんが面接官になりきって質問した。

<就活生Bさんの志望動機>
私が3年間続けているアルバイト先の飲食店で、新人の定着率が低く、業務に支障が出てしまっている時期がありました。私はこの問題を解決するべく、原因の分析をしてみました。私が新人だった頃の経験などを踏まえて仮説を立て、新人や辞めたスタッフにヒアリングして解決に向けた素案を作成しました。その素案と社員の方の教育方針を擦り合わせて施策を導入した結果、問題が解決しただけでなくお客様の満足度も向上しました。私はこの経験を踏まえ、一つの課題に対して多角的に考察し、最適解を導くことに非常にやりがいを感じるようになりました。そのため、課題に関わる多くのステークホルダーからの視点に加え、様々なルールや技術を考慮したうえで最適解を導出するコンサルティングという業種に大きく関心を持ち、志望しました。

中北 その飲食店の課題を解決するために何をしたの?

就活生B 2つ課題がありまして、1つは新人が仕事を覚えられる環境が整っていないということと、もう1つがその悩みを打ち明けられる場所がないということだと考えました。1つ目の問題を解決するために、まず新人向けの用語集の作成をすることと、先輩スタッフの新人への指導方法の統一を行いました。そして、2つ目についてはOJT制度を導入して相談しやすい環境を整えました。

中北 うーん、なるほど。それで弊社を志望した理由ってなんでしたっけ?

就活生B この経験から、様々なステークホルダーと、IT・法務・税務など多角的な見地から考えて、課題解決を図りたいというふうに考えました。そしてコンサルの中でも御社を志望する理由は、まず自身が現在IoTの研究をしておりまして、IT分野に力を入れている御社で仕事をしたいということと、かなり海外展開をされていて、今後海外で力を発揮したいという私の軸も加味し、志望しました。

中北 入社後はどんなことをしたいですか。5年後、10年後はどんなイメージですか。

就活生B まず自分の専攻であるIT分野で、専門知識を増やしていきたいと考えています。そして専門性を持つことができるようになりましたら、5年目ではシニアコンサルタントとして実際にプロジェクトを任される立場になっていたいです。プロジェクトを任されるにあたっては、1つの専門性だけでなく、多角的な意見が必要になってくると考えていて、幅広い知識を身につけていきたいです。

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