携帯用SSDどう選ぶ 高速タイプもUSB次第で大減速

日経PC21

まずはメーカーのウェブサイトにある仕様書で、パソコン側の端子を確認しよう。チェックするのはタイプCなどの端子の形状と、3.1 Gen2などのUSB規格。USB端子が複数ある機種では、それぞれについて確認する。側面のUSB端子が3.0で背面が3.1といったノートパソコンもあるので注意しよう。

ポータブルSSDを買う際には、適応した端子がパソコンに備わっているか調べておく。また、誤った端子に接続してしまうと、せっかく購入したSSDの性能を引き出せず、速度が大幅に遅くなってしまう
使っているパソコンの端子をウェブサイトなどの仕様書で確認する。この機種はUSB3.0と3.1、サンダーボルト3の3種類があることがわかる。タイプCの表記がないときはたいていタイプAだ

パソコン側の端子が3.1だとわかれば、高速なNVMeの性能をフルに発揮できる。3.0だった場合は速度追求は諦めて、低価格なSATA製品を選ぶのが妥当だ。

パソコン側が3.0だと、3.1の高速なNVMe SSDは性能を生かしきれないのでお金のムダだ。逆にパソコン側が3.1だった場合、速度が遅い3.0のSSDを使うことも可能だが、3.1製品を選ぶほうが妥当だろう。サンダーボルト3のSSDはUSB3.0/3.1のいずれに挿しても認識しない

次からは端子のほかに速度、大きさ、容量と価格も考慮して、ポータブルSSD選びのポイントを見ていこう。

4タイプから絞り込む

大きさは小型SATAの製品が最も小さく、冷却構造を採用するNVMeやサンダーボルト3の製品はそれよりわずかに大きい。だが、いずれもかばんやポーチに楽々と収納できる。大型のかばんに入れて持ち歩くなら、2.5型SATAの製品でもよいだろう。

容量のバリエーションは120ギガから2テラまでと幅広い。個人データのバックアップが目的なら、500ギガ前後を選びたい。価格はSATA製品なら7000円台からある。120ギガなどの小容量製品は3000円台から購入可能でUSBメモリーの代替として重宝する。一方、NVMeやサンダーボルト3の製品はかなり高額だ。

USB3.0のパソコンではSATA製品が無難だ。3.1対応の高価なSSDをつないでも速度が出ないので意味がない。また、仮にパソコンが3.1対応だったとしても、容量と価格のバランスの面でSATA製品は候補の一角になる。120ギガから2テラまでとバリエーションが多いので、初めての人はまずお試しでSATAを使ってみる手もありだろう。

パソコンがサンダーボルト3対応なら爆速SSDも視野に入る。問題は価格で、安い製品でも500ギガで3万5000円、2テラだと17万円もする。速度を徹底追求しないなら、ワンランク下のNVMe製品が無難だ。

USB3.1搭載パソコンでの本命はNVMe製品だ。速度ではサンダーボルト3に及ばないが、1000メガ超の高速製品が1万円台から手に入るのは大きな魅力。図のバッファロー製品はサイズもコンパクトだ。とはいえ、500ギガで1万7000円とやや高価なので、容量重視なら3.1接続の小型SATA製品を選ぶとよい。

[注]ここで分類したタイプ名は、製品の特徴を示すキーワードを基に編集部で付けたもの。ポータブルSSDの種類や規格を直接的に現すものではない。

[日経PC21 2020年1月号掲載記事を再構成]

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